奈良興福寺の2回目です。今回は、南円堂と不動堂です。
南円堂と不動堂は、東西向き合う形で建っていますが、一枚目の写真のように南円堂へ向かっ
て行くと、左手に不動堂が在ります。
此処には、大勢の人々が集まっており、御朱印の順番待ちなどです。
《2018.6.14 周南市 東郭》

南円堂
南円堂
現存する興福寺南円堂は、江戸時代中期。年代:寛保元年(1741年)の再建。屋根を一重、本瓦葺とする八角円堂で、正面に拝所が付属する。1986年(昭和61年)12月20日 、文化財保護法に基づく重要文化財に指定されている。
興福寺南円堂は、藤原北家の藤原冬嗣が、父・内麻呂の追善のため、弘仁4年(813年)に創建した八角堂である。現在の建物は寛政元年(1789年)の再建。創建時の本尊は、もと興福寺講堂に安置されていた不空羂索観音像であった。この像は天平18年(748年)、その前年に没した藤原房前の追善のため、夫人の牟漏女王、子息の藤原真楯らが造立したものであった。

南円堂
堂は西国三十三所の九番札所として参詣人が絶えないが、堂の扉は常時閉ざされており、開扉は10月17日の大般若経転読会という行事の日のみである(2002年秋、2008年秋、2013年春に特別開扉が行われた)。堂内には本尊である不空羂索観音坐像のほか、四天王立像と法相六祖像を安置していたが、法相六祖像は国宝館に移されている。堂の前に生える「南円堂藤」 は南都八景の一つで、毎年、美しい花を咲かせている。
木造不空羂索観音坐像(国宝)-運慶の父である康慶一門の作で、文治5年(1189年)に完成。坐像で高さ336センチの巨像である。
木造四天王立像(重文)-もともと南円堂にあったもの。その後、仮金堂(後に仮講堂と改称)に移されていたが、2017年に東京国立博物館で開催された「運慶展」後に南円堂に戻された。鎌倉時代、運慶の父・康慶一門の作。2018年度に国宝指定見込み。
木造法相六祖坐像(国宝)- 運慶の父・康慶一門の作。玄賓、行賀、玄昉、神叡、常騰、善珠という、法相宗の6名の高僧の肖像。《出典:Wikipedia》

南円堂

八重の藤棚

不動堂

不動堂では、護摩焚きの供養が行われていた。
