福岡県の糸島に牡蠣の浜焼きを食べに行って来ました。
玄界灘の牡蠣養殖は、福岡の大都会の食欲を担う為、近年益々盛んになっています。
15年前位は、街道際に小屋を作って、殻付き牡蠣を細々と売っているような状態でしたが、
今は、何十人も入れるカキ小屋がそれぞれの漁港や街道沿いに一杯在って、その人気の
凄まじさが判ります。よく、テレビなどでも放映されてカキ小屋設備も向上しています。
《2018.3.27 周南市 東郭》

今回、行ったのは福岡県糸島市の加布里の漁港ですが、糸島だけでも岐志(きし)、船越、
加布里(かふり)、福吉、唐泊(からとまり)など在ります。船越などは、180人も入れる
大型牡蠣小屋が10棟以上並んでいて、駐車場は車で一杯でありました。

牡蠣小屋

焼き牡蠣は、炭火など全て準備してくれます。
野性味豊かな浜焼きですが、手袋や上衣も付いていて安全面も大丈夫です。
勿論、牡蠣を最初に注文しましたが、”海のミルク” と言うだけあって腹にもたれず、何個でも
食べられます。

牡蠣小屋には、殻付き牡蠣だけでなくて、エビ・サザエ・ホタテ・ハマグリ・アワビなど
なんでもあります。外の寒いときは、特に炭火はご馳走です。それに、牡蠣などの焼ける
香ばしい匂いは、冬の風物詩です。

牡蠣小屋

牡蠣小屋には、広島県宇品・大野や岡山県日生に行っていますが、牡蠣養殖は圧倒的に
広島県ですね。
2016年全国養殖牡蠣量は、158,825㌧ですが、このうち広島県は、95、634㌧で60.2%を
占め第1位です。2位は宮城県で12%、3位は岡山県で9.7%、4位岩手県、5位兵庫県、6位
北海道、7位三重県、8位が福岡県となっています。

牡蠣の名産地は、どこも自分の所が、一番美味しいと言っています。
でも、美味しい秘密は、山から流れ込む真水に含まれる豊富な植物性プランクトンに
あるようです。各名産地には、いずれも広葉樹の豊富な山林が控えています。
そういう意味では、山と海の傑作が牡蠣となって私たちを楽しませて呉れるのだと
思っています。やっぱり、日本の風土は素晴らしいですねぇ~

牡蠣小屋

牡蠣小屋