おはようございます!
周南市の西光寺川から「かわせみだより」を発信しています。
今回は、10月28日の雨の日にやって来たカワセミちゃんです。
ちょうど台風23号が日本列島を舐めるように北上しているときです。
《2017.10.30 周南市 東郭》

周南市は、このとき小雨ではありましたが、西光寺川の水も幾分増えており、私も家に
引っ込んでいたのです。
家人が突然、” あッ カワセミが来た!?” とカワセミの鳴き声を耳ざとく聞いて私を見ます。
カワセミがやって来る時は、いつも ”ツィーッィー” とけたたましく鳴きます。
まるで ”オラッ オラッ オラッ” と辺りを睥睨するような勢いです。そして、その声がまたよく
通るのです。

ところが、足場にたどり着くと、そのカワセミはピタリと鳴くのを止めます。
私がカワセミを発見したのは、そんな時です。
雨で、外は薄暗く木陰の枝に止まっているカワセミを確認できたのは、幸運でした。

カワセミは、同じ場所で向きを変えたりして、盛んに下の流れを覗いています。
雨は降り、枝は濡れて光り、水滴も付いています。

”こんな雨の日に・・・ご苦労さん!” と言うべきところですが、カワセミにとっては普通の
ことです。なぜなら、カワセミは水中に飛び込んで魚を獲るのが生業だからです。
カワセミにとっての心配は、雨で川が増水したり、濁ったりして魚が見えなくなる方が痛手
なんだろうと思います。増水するまえに、お魚をゲットしておこうとする野生の智恵です。
結果的には、雨も少なくて川の増水もなかったのですが、厳しい自然のなかで懸命に生きて
いるカワセミを見て勇気を貰いました。
