【龍蔵寺】山口市吉敷 | 周南市 東郭の世界

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おはようございます!

周南市は、きょうもいゝお天気ですねぇ~

連休は、如何お過ごしでしたか?

私の場合は、山口市吉敷の龍蔵寺にボタンを見に行きました。

後は、広島から来た孫の世話?とゴルフを2回しました。

しかし、龍蔵寺はいつ行ってもいゝですね。わいわいがやがや参観するのもいゝですが、

こんな幽玄の世界は、夫婦二人でゆっくり味わってこそ、その魅力が堪能できます。

                           《2017.5.7 周南市 東郭》


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        ”ほろほろと山ぶき散るや滝の音” 芭蕉


松尾芭蕉が貞享5年(1688年)吉野川の西河の滝で句で季語は山吹です。

この句碑は、”散るや” となっていますが、”散るか” が元のようです。

当地の毛利家家臣たちは、俳句を好んだと書いてあります。

しかし、いまから参拝しようとするとき、この句を読んでいると、この山の情景に

ぴったりだと思わずにはおれません。

有名な ”鼓の滝” と山吹の黄色の花が繁っている場面は、龍蔵寺そのものでありま

す。





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観音堂は、室町時代の建造と説明されていましたが、そこの馬頭観音様が祀られて

います。雪舟は山口大内氏が庇護した画僧でしたので、この伝説があります。

此処には、雪舟庭もあります。




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                 鐘楼




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梵鐘といえば、大宰府の観世音寺の梵鐘が有名ですね。

なんでも、現存する日本最古の梵鐘と言われる京都妙心寺の鐘と兄弟と判ったそう

で、いまも除夜にはその音色が聞こえます。昨年、空海が唐に渡る前後に訪れた

というので行ってみましたが、鐘楼は鳥よけの網で囲まれて見るだけに終わりまし

た。菅原道真が都を追われて大宰府に流されたとき、この鐘の音を聞いて「都府楼は

(わず)かに瓦色を看る 観音寺は唯(ただ)鐘声を聴く」と詠み郷愁と身の悲運を

嘆きました。昔は、わたしたちもお寺の鐘を聞くこともありましたが、あの音は

確かに、身に浸みわたるものですねぇ~




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龍蔵寺の梵鐘を撞くのは、マナーを守ればいつでも撞くことが出来ます。

よく、お代が必要ですが、ここではそんなことも御座いません。

私も、撞かせていただきましたが、梵鐘の余韻はなかなかいゝものでした。



もう、ひとつ梵鐘の漢詩で日本でも有名な楓橋夜泊を書いておきます。

蘇州の寒山寺の鐘の音の詩で、あそこには、この詩が2mくらいの石に彫って

ありました。


楓橋夜泊 張継

月落烏啼霜滿天  月落ち烏啼きて霜天に満つ

江楓漁火對愁眠  江楓の漁火愁眠に対す

姑蘇城外寒山寺  姑蘇城外の寒山寺

夜半鐘聲到客船  夜半の鐘声客船に到る





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     キエビネの群落があります。今年はシャガが多くなりました。






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                幻のキエビネ





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             シャガの花も綺麗です。






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        石段を上って山門に着くと、牡丹のお出迎え。







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            山門から石段を振り返りました。







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           ここにも多くの牡丹の鉢があります。






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                  島錦






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            お花の寺の感じが出ています。






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         欲しければ、廉価で買うこともできます。






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