周南市の西光寺川から「かわせみだより」を発信しています。
今日は、カワセミがペリットを吐き出した珍しい写真です。私も過去2回しか投稿してないと
思います。ペリットは、鳥などが骨などの未消化物を丸めて口から吐き出すもので、カワセミ
のそれは、白くて楕円形のボールのようなものです。
未投稿の写真を見ていましたら、カワセミが大きな口を空けているコマが3コマあって、
拡大してみると、白いペリットを吐き出すところが写っていたのです。
《2017.3.18 周南市 東郭》

①通常のカワセミ

②口を大きく開けました。

③ペリットが口の中に見えます。
ペリット (pellet) は鳥類学における用語で、鳥が食べたもののうち、消化されずに口から吐き出された (吐き戻し)ものを指す。
鳥の種によって食習慣が異なるため、ペリットの内容は様々であるが、多くの場合、昆虫の外骨格、繊維質など植物の消化できない部分、骨、羽毛、羽、嘴、爪(動物の鉤爪)、歯などである。欧米の鷹狩 (falconry) においてはキャスト (Casting) と呼ばれる。
ペリットとして吐き出されるのは、鳥類の前胃や腺胃 (glandular stomach) で消化できなかったものである。またペリットを吐き出すことには、食道などの消化管を清掃する役割もある。ペリットは砂嚢(筋胃とも)において、採餌から6〜10時間程度で作られる。
ペリットは鳥類の食習慣、とくに時期によるその変化を知るために重要な資料となる。また対象となる鳥を捕獲、解剖することなく研究できるのも大きな利点である。ペリットの見つかる場所は種によって大きく異なるが、一般的には営巣地点 (en) の近くで多く見られる。ワシタカ類やフクロウはマツなどの球果植物の多い場所、メンフクロウなら農場の納屋や崖などである。フクロウは種類によっては地面の巣穴や草むらで見られる。
ワシタカ類やフクロウのペリットは灰色または茶色で、形状は球状から楕円、くさび形などである。大型の種では3〜5cmほどの大きさになるものもあるが、スズメくらいの小鳥では1〜2cm程度である。他にもカイツブリ、サギ、ウ、カモメ、アジサシ、カワセミ、カラス、カケス (en)、カワガラス、モズ、ツバメ、シギなどのペリットが見られる。《Wikipedia》

④カワセミがペリットを吐き出した直後です。

⑤元の状態に戻りました。