山陽新幹線に乗って岡山機関区に近づくと、いつも胸がわくわくします。
何故かと云うと、あの「特別なトワイライトエクスプレス」をけん引したEF651124など
貴重な機関車に出逢えるからです。このときも、数多く留置されている中に、赤い機関車が
見れました。初めて見るのですが「Hybrid」と書いてあります。
車番は、HD300-15と微かに読めます。
《2016.8.26 周南市 東郭》

岡山機関区はさすがにひろく、このコマだけでも5機の機関車が写っています。
省電力大出力のECO-P0WER 桃太郎」3機、EF64形勾配線区用向け直流電気機関車1機
それに、初めて見る赤いHD-300形ハイブリッド機関車です。

【ハイブリッド機関車】とは?
HD300形ハイブリッド機関車とは、日本貨物鉄道(JR貨物)が2010年(平成22年)に製造
したハイブリッド機関車である。
この機関車は、ディーゼル発電機を動力源とする電気式ディーゼル機関車と蓄電池(リチウ
ムイオンバッテリー)を動力源とする蓄電池機関車の2つの要素を兼ね備えた、日本初のハイ
ブリッド機関車である。具体的にはディーゼル発電機からの電力と蓄電池からの電力を協調
させてモーターを制御する「シリーズ・ハイブリッド」方式と呼ばれるシステムであり、本
機に搭載されたディーゼルエンジンは直接駆動力には使用されず、発電機を回転させる発電
用として使用されるだけである。また、CO2排出量は、動力協調システムによるエンジンの
効率的な運転と回生ブレーキ作動時において、モーターから発生した電力を蓄電池に充電す
ることにより、大幅な削減することを目指している。そのため、形式記号の頭文字にディー
ゼル機関車を指す「D」や蓄電池機関車を指す「A」ではなく、ハイブリッド (Hybrid) 方式
の機関車であることを表す「H」を初採用し、動軸数4であることを表す「D」と組み合わせ
た「HD」となっている。《Wikipedia》

JR貨物HD300形ハイブリッド機関車諸元
基本情報
運用者 日本貨物鉄道
製造所 東芝
製造年 2010年 -
運用開始 2011年7月11日
主要諸元
軸配置 B-B
軌間 1,067 mm
全長 14,300 mm
全幅 2,950 mm
全高 4,088 mm
運転整備重量 60.0t
台車 軸梁式ボルスタレス台車
FDT102(1エンド側)
FDT102A(2エンド側)
軸重 15 t
動力伝達方式 吊り掛け駆動方式
機関出力 270 ps
主電動機 永久磁石同期電動機
主電動機出力 80 kW (1時間定格)
125 kW (最大定格)
歯車比 64/15(4.27)
制御装置 主変換装置
コンバータ+VVVFインバータ制御
制動方式 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
留置ブレーキ
保安装置 ATS-SF
最高運転速度 45 km/h (力行時)
110 km/h (回送時)
定格出力 320 kW (1時間定格)
500 kW (最大定格)
最大引張力
20,000 kgf