広島県江田島小用港から呉市を観る | 周南市 東郭の世界

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呉市は、現在人口が、22万5千人あまりで、広島県では第3位です。
 
臨海都市という言葉がありますが、海と共に発展してきた町です。
 
呉は天然の良港といわれ、古くは村上水軍の根拠地でした。瀬戸内海の制海権を握っている
 
中央権力に利用されたりしましたが、海と共に歩んで来た文化が延々と続いていて、いまも
 
逞しかったであろう水軍気質がある町です。この良港と気質故に、明治時代に第二海軍鎮守
 
府が置かれ、戦前は呉海軍工廠があり戦艦大和など巨大戦艦も建造しました。今は、海上自
 
衛隊呉地方総監部が設置されていて、隊員は6,600名に上るそうです。
 
この人達の生活の場だけではなく、造船技術の脈絡は流れていて、造船・鉄鋼・機械・自動
 
車のメーカーが沢山あり、工業的発展を続けています。
 
こうして、江田島から呉市を眺めると他の町には見られない灰色の護衛艦が数隻見えます。
 
日本のなかのこうした基地も外国に比べれば、穏やかに思います。
 
昔、台湾に旅行した当時は公安の検閲の厳しさに驚きました。空港でのカメラの持ち込みも
 
非常にシビアで、ある人などビデオカメラを没収されたりしました。空港や港などのカメラ
 
撮影もしてはいけないと厳重に注意されたことを思いだします。
 
中国の軍港がある町で旅順や大連・青島・海南島にも行きました、警備が厳重で通り過ぎた
 
だけです。青島では海軍博物館へ行って軍艦や潜水艦に乗りました。ところで、中国初の
 
航空母艦「遼寧」は、青島を専用母港としたそうです。空母「遼寧」はウクライナから購入
 
した空母「ワリャーク」を改修したもので、国産でないというのも中国事情を窺がわせま
 
す。遼寧は満載排水量67,500㌧、長さ305m、乗員1960名、搭載機67機と発表されていま
 
す。でも、実戦戦闘能力は、まだ、備えておらず、国産の航空母艦を建造する為のデーター
 
を収集するため艦載機の離発着訓練などしていると伝えられています。写真に収めたい気も
 
しますが、変に咎められると二度と日本に帰ることが出来ません。特に、いまの中国は
 
南沙諸島の領有権を認めないとの司法裁判所の判決が出たので、非常に苛立っています。
 
まあ、民間人の我々は呉港などの艦船の悠然をした姿を見て、こころ穏やかに暮したいもの
 
ですねぇ~
                         《2016.7.22 周南市 東郭》