
ヒラメの刺身を造りました。

差し入れ先は、いつもお魚を頂くSさん。自前のクルーザーで周防灘の野島海域での漁。
全長50cm、重量1.3kgの大物でした。左ヒラメに右カレイは本当ですね。

ヒラメは、獰猛な肉食魚です。大きな口には鋭い歯が見えます。

天然ヒラメは、裏側が真っ白です。釣魚だけに〆て、血抜きもしてありました。

ヒラメを5枚におろします。その一枚目です。
下ごしらえは、お塩などでよくヌメリを取ります。腹部を開き、内臓を取り出しよく洗いま
す。また、小さいウロコもありますので包丁の刃を立ててこさぎ落とします。
お魚の表面に背骨に沿って包丁を入れます。そして、下半分を包丁の刃で取っていきます。

今度は、上半分をとっていきます。※上半分からでも下半分からでもかまいません。

表側の2枚をとったあとのヒラメ

天然ヒラメの2枚が出来あがりました。

ヒラメ今度は、裏返して残りをさばきました。

3枚目の出来あがり

4枚目の出来あがり

残りの頭と骨の部分が5枚目です。
これは、出刃包丁で適当に切って吸い物にいたしました。

5枚おろしの出来あがり

頭の部分にも大量に身が残っており、吸い物にすると真っ白な身なのがよく判ります。
また、ゼラチン質がとてもおおいお魚です。

お刺身の出来あがりです。上半分はお腹の部分、下半分はお腹の部分、両側にエンガワ。
わたしは、エンガワが一番好きです。背中の部分とお腹の部分では、お腹の部分が柔らか
です。味は特に差があるとは思いませんでした。まあ、好みと云うところでしょうか。
☆弟夫婦も呼んでみんなで食しました。お酒は、山口県銘酒の獺祭磨き2割3分と
弟夫婦差し入れの山口県銘酒雁木でしたが、この取り合わせも最高です。
申し遅れましたが包丁を握ったのは家人です。私は包丁を熱心に研いでいました。
この他にも、ヒラメの吸い物とフライが出ましたが、もう、一杯やっているので
写真のことは、すっかり忘れていて、ごめんなさい。
最後になりましたが、このヒラメを差し入れてくれたSさん、有難うございました。
”周防っ子、野島ヒラメと獺祭が 時を忘れて 飲み明かし”