南紀白浜の円月島の夕日撮影の続きです。
夕日の沈む時間は、速いと云ってもカワセミ飛翔や新幹線走行撮影ほどではないのがせめて
もの救いです。今回の目的は円月島の海食洞門に沈む夕日を撮影することでありましたが、
この夕日に出逢う巡り合わせは、運命的なものを感じます。
第一は、天候の条件ですね。旅行スケジュールもあり、絶好の撮影条件に出逢う機会は、
相当に難しいことです。これまでも、宍道湖の嫁ヶ島を入れた夕日や福岡糸島の芥屋海岸
からの夕日撮影は、未熟ながら一応成功しました。富山の雨晴海岸からの気嵐(けあらし)
の朝日と立山の雪景色にも挑戦しましたが、あれは、地元の人でも絶好の気象条件に出逢う
ことが、一年に2・3度らしく、とても無理でした。
今回の円月島の夕日撮影は、浜木綿くろしお山荘のスタッフの方が撮影ポイントまで送迎
して呉れましたので、知らない土地で暖かい情を感じました。
《2016.6.24 周南市 東郭》

【円月島とは?】
高嶋(たかしま)は和歌山県西牟婁郡白浜町の臨海浦に浮かぶ島。国の名勝に指定されている。円月島(えんげつとう)の通称で名高い。南紀白浜のシンボルの一つ。夕景の名所としても知られる。春分・秋分の時期には、中心部の穴を通して夕日が見える。
島の大きさは南北130メートル、東西35メートル、高さ25メートル。外見的特徴としては、島の中央に海蝕による直径約9mほどの円月形の穴(海蝕洞)が開いていることで、これが通称の由来となった。大潮の干潮時には、大人であれば腰が海水に浸かるぐらいの深さで歩いて渡ることができる。近くの白良浜に比べて透明度は格段に高く、魚種も多く見られる。 《Wikipedia》

円月島の左上から太陽が沈んで行き、いま、ちょうど島の影になっています。
時刻は、2月25日 17:40′です。

円月島の向こうの夕日の世界、夕焼け色がとても綺麗です。

海蝕洞の上辺から太陽が顔を出し始めました。

海蝕洞中央部から夕日が輝き始めました。

中央部の夕日

海面の上に雲が横たわっています。太陽は次第に右へ行き雲の中に隠れてました。
多くの観衆は、どんどん帰り出しました。

私も、帰ろうとしていましたが、最後の人が、”また現れた!” と呼んで呉れました。
台湾の方で海に落ちそうな石段の席を譲ってくれました。撮影位置が左下に確保したので
海に沈む夕日が撮れました。(感謝!感謝!)

☆今回の南紀白浜の円月島夕日撮影は、白浜のくろしお山荘の”おもてなし”でした。
夕日撮影はみごとに成功しましたが、その裏に白浜の土地の人情を思いだし、懐かしくも
暖かい想い出の写真となりました。