【鉄道写真】 京都鉄道博物館見学-10(完) | 周南市 東郭の世界

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京都鉄道博物館を5月20日に見学させて戴きました。
 
4月29日のリニューアルオープンから念願の見学です。今回で最後になりますが、日本の
 
鉄道の歴史を計時的にみることが出来ました。明治時代の初期産業の発達が現在日本の礎に
 
なっている証はまさに日本の鉄道にあります。江戸時代にも”物造り日本” の息吹はありまし
 
たが、英国の産業革命によって日本もそれを受け入れて新しい物造りの技術を高めてきまし
 
た。特に、日本製の蒸気機関車は、生きる証人として、ここ京都鉄道博物館で見ることが
 
出来ます。そして、この前まで日本中は走っていた蒸気機関車から電気機関車への変身は
 
見事でありました。レールの上を走る技術の発展と云えばそれ迄ですが、日本の物造り精神
 
は、いまや世界に名だたる新幹線にまで発展しています。世界一安全を追求し、世界一の
 
鉄道管理システム(保線・運行・信号など)は、誇るべきだと思います。その管理をする
 
コンピューターの電子技術も現在宇宙にまで飛躍している日本の半導体技術だと思います。
 
技術の相乗効果が特に日本おいてよく出ています。そのような事を考えながら、このブログ
 
を書いていましたが、本当に日本の鉄道っていゝものですねぇ~
 
  
                          《2016.6.2 周南市 東郭》
 
 

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71007105号機「義経」号

 
北海道最初の幹線鉄道として建設された幌内鉄道に、アメリカより最初に輸入された機関車

 
です。1号機として「義経」と名付けられました。1952(昭和27)年に鉄道開業80周年を記念

 
して自走可能に復元されました。2014(平成26)年、梅小路運転区100年を記念し、石炭と

 
水で走行可能な状態に復元されました。

 
車両形式 7100       車両全長             11,600mm

 
車両番号 7105           車両全幅             2,133mm

 
製造年    明治13              車両全高            3,383mm

 
製造所    H.K.ポーター社〈米国〉

 

 
 
 

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            本館内展示の義経号(模型)

 
 
 
 

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7100形は、1880年(明治13年)の北海道初の鉄道(官営幌内鉄道)の開業にあたり、
 
アメリカから輸入された蒸気機関車である。
 

ピッツバーグのH. K. ポーター社で、次のように合計8両が製造された。

 
1880年(2両) : 1, 2(製造番号368, 369

 
1882年(2両) : 3, 4(製造番号487, 488

 
1884年(1両) : 5(製造番号643

 
1885年(1両) : 6(製造番号672

 
1889年(2両) : 9, 10(製造番号1009, 1010

 
官営幌内鉄道は1889年に北海道炭礦鉄道に譲渡されたが、1906年(明治39年)に制定され
 
た鉄道国有法により買収・国有化され、全車が官設鉄道に編入されている。

 
この機関車は番号の他に歴史上の人物(北海道絡みが多い傾向)にちなんだ愛称を付されて
 
いることでも知られ、1 - 6には番号順に、「義經(義経/よしつね)」、「辨慶(弁慶/べん
 
けい)」、「比羅夫(ひらふ)」、「光圀(みつくに)」、「信廣(のぶひろ)」、「しづ
 
か(静)」と命名されている。《Wikipedia》
 
 

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構造
 

動輪直径は914mm3ft)、車軸配置2-6-0(1C)2気筒単式の飽和式テンダー機関車であ
 
る。弁装置はスティーブンソン式で、弁室をシリンダ上部に設置したアメリカ形である。

 
テンダー(炭水車)は2軸のボギー台車を2つつけた4軸のもので、側面に愛称名が漢字で大
 
書されていた。これは、開拓使長官黒田清隆の筆とも、大書記官山内堤雲の筆ともいわれて
 
いる。

 
前述のように、典型的なアメリカ古典機スタイルで、前端梁に取り付けられたカウキャッチ
 
ャー(牛よけ排障器)や大型のダイヤモンドスタック(火の粉止め)を取り付けた煙突、
 
大型の油灯式前照灯、第1缶胴上に設けられたベル、木製の運転室などが、特徴的である。

 
ボイラーには、第2缶胴上に砂箱、ワゴントップ型の火室上に蒸気ドームが設けられている。

 
1880年に輸入された2両には、ウェスティングハウス・エア・ブレーキ製空気ブレーキが装
 
備されており、客車とともに貫通制動ができるようになっていた。標準装備されていた自動
 
連結器とともに、本形の先進的な部分である。当時、北海道以外の国内の鉄道では、真空ブ
 
レーキとリンク式連結器が用いられていた。《Wikipedia》


 
 
 
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主要諸元

全長 : 12,173mm

全高 : 3,394mm

軌間 1,067mm

車軸配置 : 2-6-0(1C)

動輪直径 : 914mm(3ft)

弁装置 : スチーブンソン式アメリカ形

シリンダー(直径×行程) : 305mm×406mm

ボイラー圧力 : 7.7kg/cm²

火格子面積 : 0.93m²

全伝熱面積 : 40.6m²

煙管蒸発伝熱面積 : 30.6m²

火室蒸発伝熱面積 : 10.0m²

ボイラー水容量 : 1.8m³

小煙管(直径×長サ×数) :45mm×2,404mm×119

機関車運転整備重量 : 16.37t

機関車空車重量 : 14.20t

機関車動輪上重量(運転整備時) : 13.84t

機関車動輪軸重(最大・第1動輪上) : 4.84t

炭水車運転整備重量 : 10.59t

炭水車空車重量 : 5.60t

水タンク容量 : 3.64m³

燃料積載量 : 1.5t

機関車性能

シリンダ引張力 : 2,700kg

ブレーキ装置 : 手ブレーキ(炭水車のみに取付)、空気ブレーキ(1, 2。のち撤去)、蒸気ブレーキ(3, 4)、カム・ドライバーブレーキ(1 - 4)
 
《Wikipedia》

 

 
 
 
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日本のSL国産化の最初は?
 
1893年(明治26年)にイギリス人技術者の指揮の下、日本初の国産機関車である860形が
 
鉄道庁神戸工場で製造された。
 
そして1902年(明治35年)には汽車製造がイギリス製のA8形を模倣して230形を量産して
 
いる。