大宰府観世音寺(2) | 周南市 東郭の世界

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大宰府の観世音寺の歴史は古い斉明天皇の菩提を祀る為、天智天皇が勅願して創建したお寺
 
である。斉明天皇は661年没しており、その直後から着工が始まったと推測されるが、完成
 
は746年となっている。実に50年以上の歳月がかかっている。3町四方のなかに金堂・講堂・
 
五重塔や鐘楼、大門などの造営が人力で行われた時代であってみれば当然なことかもしれな
 
い。しかし現在は、往時の面影は、1600年代に藩主黒田公が再建したという講堂と金堂が
 
おもな建物である。それに、戒壇院は761年鑑真和上が唐より日本に渡って来て初めて開山
 
したもので、観世音寺の境内にある。聖武天皇はだれでも僧と名乗れば僧になれる仏教僧の
 
戒律が堕落するのを危惧して、僧の資格を授けることの出来る授戒僧の鑑真和上を唐から
 
呼び寄せたのである。
 
その年が753年の天平勝宝5年であり、仏教伝来以来、ここに日本仏教の新たな道が開かれた
 
のある。
 
                          《2016.1.30 周南市 東郭》
 
 
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五重塔心礎
 
 
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 都府楼纔看瓦色 観音寺只聴鐘聲
                     <菅原道真不出門から>

    
 
  都府楼の瓦色僅かに看(み)、観音寺の鐘声をただ聞く
 
  ※都府楼・・・太宰政庁の宮殿
 
   纔(わずか)・・・僅か
 
 
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日本最古の梵鐘
 
 
 
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宝蔵
 
 
 
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宝蔵
 
 
 
 
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              収蔵文化財
 
 
 
 
 
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