【花燃ゆ】第22回「妻と奇兵隊」高杉晋作(高良健吾)は素晴らしい! | 周南市 東郭の世界

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関門海峡に向けられた長州砲レプリカ(壇ノ浦)みもすそ公園
 
 
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第22回 ”妻と奇兵隊” が5月31日放映されました。
 
今回描かれているのは、下関戦争で文久3年(1863年)長州藩は海峡を通る異国船に攻撃を
 
くわえ、5月10日、5月23日、5月26日は打ち払いましたが、”これに対して米仏軍艦が報復
 
を企て6月1日に下関海峡に現れました。不意を打たれた先の船と異なり、ワイオミング号は
 
砲台の射程外を航行し、下関港内に停泊する長州藩の軍艦の庚申丸、壬戌丸、癸亥丸を発見
 
し、壬戌丸に狙いを定めて砲撃を加えた。壬戊丸は逃走するが遙かに性能に勝るワイオミン
 
グ号はこれを追跡して撃沈する。庚申丸、癸亥丸が救援に向かうが、ワイオミング号はこれ
 
を返り討ちにし庚申丸を撃沈し、癸亥丸を大破させた。ワイオミング号は報復の戦果をあげ
 
たとして海峡を瀬戸内海へ出て横浜へ帰還した。この戦闘での米側の死者は6人、負傷者4
 
人、長州藩は死者8人・負傷者7人であった。もともと貧弱だった長州海軍はこれで壊滅状態
 
になり、ワイオミング号の砲撃で砲台も甚大な被害を受けた。
 
6月5日、フランス東洋艦隊のバンジャマン・ジョレス准将率いるセミラミス号とタンクレー
 
ド号が報復攻撃のため海峡に入った。セミラミス号は砲35門の大型艦で前田、壇ノ浦の砲台
 
に猛砲撃を加えて沈黙させ、陸戦隊を降ろして砲台を占拠した。
 
長州藩兵は抵抗するが敵わず、フランス兵は民家を焼き払い、砲を破壊した。
 
長州藩は救援の部隊を送るが軍艦からの砲撃に阻まれ、その間に陸戦隊は撤収し、フランス
 
艦隊も横浜へ帰還した。”というのがWikipediaに載っている実情です。
 
ドラマでは、久坂玄瑞が指揮した下関海峡封鎖で、アメリカ・フランス・イギリス・オラン
 
ダの連合艦隊に砲台など打ち破られ多くの死傷者を出します。高杉晋作は、剃髪し東行と
 
名乗って萩に隠遁していましたが6月4日に藩主の呼び出され下関防御司令官を命ぜられ、
 
直ちに奇兵隊結成へと動き始めます。それから、編成会議・綱領決定し、僅か4日後の
 
6月8日には奇兵隊発足となります。次いで6月26日には長州藩政務役に、6月27日には
 
奇兵隊総督を命じられます。藩主毛利敬親公とても、高杉晋作の国際感覚に頼るしか道は
 
ないと思ったのは、果たして成功でした。長州藩士も尊攘派以外は該して近代戦争という
 
戦術もなければ、兵器も知らないと云った状況下で、上海に視察に行った晋作だけが
 
国際感覚を身に付けていたと言ったら大袈裟でしょうが、正に草莽崛起を実現しました。
 
もう一人、日本でも有名な兵学者が長州に帰っていました。大村益次郎で幕府の蕃書調所
 
でおもに西洋兵学の講義をしていました。大村益次郎の来歴は省略しますが、西洋兵術を
 
指導するに充分な見識と国際的視野を持った人でした。この時代に国際的感覚を持った人は
 
他藩では、薩摩藩士の小松帯刀と、土佐藩郷士の坂本龍馬くらいでしょう。
 
兎も角、NHKドラマ「花燃ゆ」は、これから益々面白くなっていくと思います。
 
視聴率などは、後からついてくるものです。気にせす、いゝ番組にしてください。
 
これからも、楽しみにしています。
 
 
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高杉晋作像(長府功山寺)