四国霊場遍路の旅を紹介しています。
今回は、四国別格霊場第20番札所大瀧寺(おおたきじ)で御座居ます。
御詠歌は、「霊峰の 岩間にひらく 法の道 厄をながして 衆生ぞすくわる」です。
大瀧山(946m)山頂にある大瀧寺は、滝や川があったかと思われます。
御詠歌も厄を流して民衆が救われると詠んでありますが、実際は弘法大師が男女厄流しの護摩
秘法を行なったとあります。
《2014.12.19 周南市 東郭》

別格20番札所 大瀧寺は、徳島県美馬町脇町西大谷674にございます。

本堂
大瀧寺縁起
奈良時代(神亀三年)行基菩薩が、塩江より御登山になり、阿讃山脈秀峰に一寺を建立し、
阿弥三尊を安置されました。
平安時代の初期、延暦十年(西暦788)弘法大師も、「三教指帰」と云う大師の著書に
はっきりと記されています様に「求聞持修法」をされ、弘仁六年(807年)弘法大師
四十二才、二度目の登山のときに、現世の男女厄難消除、万民安楽の為に、西照大権現の
御尊像を安置し、法華経を一石毎に書き、男女厄流しの秘法を修されました。又、天安二年
(858年)聖宝尊師(理源大師)が登山され、高野槙を御手植になり、男女厄除厄流の
大護摩を修法されました。その法が今に伝わり厄流しの寺として有名です。《大瀧寺HP》

本堂

本堂向拝
福大山 大瀧寺(ふくだいさん おおたきじ)
宗派 真言宗大御室派
本尊 西照大権現
創建 (伝)神亀3年(726年)
開基 (伝)行基
住所 徳島県美馬町脇町西大谷674
ご真言 ”南無西照大権現”

納経帳

大師堂

ムラサキシキブ
高さ3m程度に成長する。小枝はやや水平に伸び、葉を対生する。葉は長楕円形、鋭尖頭
(先端が少し突き出すこと)、長さ6-13cm。細かい鋸歯がある。葉は黄緑で洋紙質、
薄くて表面につやはない。初めは表側に細かい毛があることもある。《Wikipediaより》

お参りは12月1日 9:16′でした。この日は、滝のような大雨で写真も思うように
撮れなかったことお許しください。

10時04分の四国山地の写真です。紅葉が水鏡となって綺麗です。
☆本日もお立ち寄りくださいまして誠に有難うございます。
今回は、このあと三ヶ寺お参りして終わりになります。
12月は、もう一回遍路ツアーがあって、21日に87番札所、88番札所を打って
結願(けちがん)となります。
そして、明年三月に高野山にお参りして”大願成就”となります。