四国霊場遍路の旅を紹介しています。
今回は、四国霊場第83番札所一宮寺で御座居ます。
御詠歌は、「讃岐一宮の御前に仰ぎ来て神の心を誰かしら言ふ」です。
内容は、「一宮」といい、「神」といい式内社のようです。一宮寺の隣りの田村神社がまさに
それに当たるようです。神仏習合の時代は一宮寺は別当寺として神社を管理していたと考えら
れます。当地のそれは、明治の神仏分離令よりずっと以前に分離したので、今日同一視・混同
されるとあるのは、歴史から無理からぬことかもしれません。
《2014.12.17 周南市 東郭》

第83番札所 一宮寺は、香川県高松市一宮町607にございます。



山門

神毫山の扁額

鐘つき堂

一宮寺の歴史
創建は、わが国に仏教が伝来して約160年後という歴史を誇ります。開基は、奈良仏教の興隆
の礎を築いた義淵僧正で、当時は大宝院と呼ばれ、南都仏教の一つ法相宗の普及をはじめ、行
基菩薩、良弁僧正らを輩出。和同年間、諸国に一宮寺が建立の際、行基菩薩が堂宇を修復し、
神毫山一宮寺に改名されました。また大同年間、弘法大師が訪れ約106cmの"聖観音" 聖観世音
菩薩を彫造し、伽藍の再興にあたり、この時に真言宗に改宗されました。《四国霊場会HP》

本堂
神毫山 大宝院 一宮寺(しんごうざん たいほういん いちのみやじ)
宗派 真言宗御室派
本尊 聖観音
創建 (伝)大宝年間(701年~710年)
開基 (伝)義淵
住所 香川県高松市一宮町607
本尊真言 ”おん あろりきゃ そわか”

納経帳

大師堂

境内様子

”うしろすがたのしぐれてゆくか” 山頭火
☆本日もお立ちより有難うございます。
今日は、日本中の全部に暴風雪、大雪などの警報、注意報が出ています。
若し、停電になったら寒さで凍え死ぬかもしれません。電熱以外の暖房機も必要です。
さて、次回は別格20番札所 大瀧寺でございます。