幸せ運ぶ黄色い新幹線ドクターイエローです。
一昨日に徳山駅で、まじかに観た時の感激は、いまも続いています。
早速TOPにUPしましたが、初心者の常で探究心がもたげて来ました。
今回撮った17枚の写真をもとに、それぞれの車輌を分る範囲で解剖してみたいと思います。
最初の疑問、ドクターイエローとは「新幹線電気軌道総合試験車」のことで、黄色い車体から
の愛称ということです。
イエローちゃんの具体的な役目は、新幹線区間において、線路のゆがみ具合や架線の状態、
信号電流の状況などを検測しながら走行し、新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査する
ための事業用車両のであるとしています。
検測結果は、東海道・山陽新幹線においては新幹線情報管理システム (SMIS) に送られ、
それぞれ乗り心地の向上や安定した集電、信号トラブルの未然防止などを目的とした保線作業のデータとして使用されるとWikiに説明がありますが、新幹線の番人という立場なんですね。
それでは、写真の車輌は?ということになりますが”非営業用車両の車両形式は、「系」や「型」ではなく「(900系)○○○形=がた(○○○○番台)」と表記する”とあります。
写真は、900系923形3000番台=T5編成と言われる編成で、東海道新幹線のT4編成と、
ほゞ同じであるということなので、それに沿って解剖というか診てみたいとおもいます。

ドクターイエローの先頭車両1号車です。700系をベースにしていることは、営業車輌と
比べてすぐ判りますが、900系としては、ライトの下の四角の窓があることが特徴です。
これは、「前方監視カメラ」が設置されている為のものです。
”のぞみ検測” とかの言葉がよく出てきますが、まさに、これが”のぞみ検測”なのでしょう。

Dr,イエローは、7輌編成ですが、窓の数が違うことです。

1号車:変電/電車線/信号/通信測定台・電気/施設測定機器
一番前のブルーベルトの中に黒い穴がありますが、対向列車検知センサーです。

1号車は、窓は4つですね、間隔が長いですね。乗降用ドアはご覧の通りです。

1号車と2号車の連結部です。

2号車は窓が7つになっています。

2号車:高圧室・電気関係測定機器
大きな、パンタグラフがついています。なかには集電用1基、検測用1基の計2基の
パンタグラフが並んでいるそうです。窓は6つですね。

2号車と3号車の連結している写真です。
3号車の上に、架線状態観測ドームがついています。窓は6つですね。
3号車:観測ドーム・電気倉庫・電力データ整理室

3号車と4号車連結部の超高圧ケーブルが見えます。

4号車:(軌道検測車)軌道検測室・施設データ整理室・施設倉庫
4号車は、窓が7つあります。なかのちょっと縦長の窓が変わっています。
軌道検測する設備が下部に見えます。

5号車が、もう向こう側にいきましたが、多目的試験・電源供給・観測ドーム・休憩室
となっています。5号車の窓は6つで3号車同様屋根に観測ドームがついています。

6号車:ミーティングルーム・高圧室・電気関係測定機器
この車輌も大きなパンタグラフカバーがあり、2号車とおなじ集電用1基、検測用1基の
計2基のパンタグラフが並んでおります。窓も7つです。

6号車と7号車の連結部

さっきから、その連結部の屋根の上に翼のようなものが気になります。なんでしょうね?

7号車:電気/施設測定機器(添乗室があり700系普通車と同様の車内。カラーの大型プラズマ
ディスプレイも備える)、窓は7つあり座席シートは、700系と同じようです。

923型式T5編成は、1~7号車まで、3001~3007迄の数字がサイドに書いてあります。

923形3000番台最後尾3007です。博多方面へ走り抜けています。
赤いテールライトと、後方?確認カメラの赤い光がみえます。
最高速度270km/hだそうですが、徳山駅通過は260km/hです。なぜか?
でも、ドクターイエローをまじかに見ることが出来てその迫力に圧倒されました。
「のぞみ」などは、徳山駅でよく通過するのを見ることがありますが、いざ撮ると
なると、あっという間です。この日は、初めての直近撮影なので、下見をして
登り車線の一番西がいゝだろうとそこで撮りました。
家人に連れて行って貰ったのですが、この方は下り車線から撮りました。
Dr、イエローは、コンパクトデジカメでは2枚しか撮れなかったと申します。
私は、気付きませんでしたが、もうひと方、上り線ホームの一番東京側で撮影されて
いる人がいたそうです。多分、情報が分っているベテランだと思いますが、
ホーム東側の方もいゝ場所かも分りません。反対にDr、イエローが上りの時の
撮影ポイントは、どこがいいか?とかまだまだ、試してみたいことがいっぱい出てきまし
た。幸せを呼ぶ ”Dr,イエロー” 又、写真にできたら投稿したいと思います。
《2014.6.29 周南市 東郭》