山東省淄博市訪問 | 周南市 東郭の世界

周南市 東郭の世界

Yahoo blog経歴10年でアメブロへ移行しました。
一応、貴重な記事・画像は移行成功しているようで、引き続き東郭の世界を楽しんで下さい。令和元年から新しいアメブロで頑張ります。 “ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ”

周南地区日中友好協会は、9月23日中国山東省淄博市を訪問した。
ここは、面積 5,965㎞2、人口 476万人が在住する。
山口県の面積6,114㎞2、人口 142万人に比すと、その大きさと人の多さに驚くが、中国では
一般的な町である。特色は、近年来の石油化学工業の発展してきた都市で中国石化の精製
基地(齊魯石化・中国石化集団)のもとに多くの石油化工産品の会社が集まっている。
また、古来からの磁器の町であり、中国では中国陶瓷名城“淄博陶瓷 当代国窑” と呼ばれて
いる。この淄博磁器は、今回見学の硅苑科技では、セラミック分野にも進出していた。
 
周南地区日中友好協会との馴れ初めは、この地区の山村淄川区淄河鎮に小学校を建設寄付した事に始まる。2007年の4月にその幸福希望小学校の起工式があり、建設後も児童の学用品
等を寄付し続けている。
その後、たびたびの友好往来はつづいており、昨年も7月20日淄博市児童40名を受け入れ、
徳山小学校などを見学案内している。
 
ところが、その後の尖閣列島のことで、当周南地区日中友好協会としても、県日中と同様
遠慮して友好交流は途絶えていた。
その状況下で今年総会の折、民間の我々が続けてきた友好交流はどうなるのか?と言うこと
から中国山東省外事弁公室に打診し、突然の訪問が実現した。そして淄博市外事弁公室の
応接も、従来と同じように歓迎してくれて変わりはなかった。
 
2007年当時の中国と言えば、翌年の北京オリンピック開催にむけて高度成長著しい頃である。
鄧小平の唱えた先冨論は、まだ、山村貧困地区まで及んでいなかった。農村と都会との経済
格差が浮き彫りにされる前であったであろう。
 
その幸福希望小学校建設で、整列して歓迎してくれる児童の姿は哀れであった。
おもいきり、いい服装で歓迎しているはずなのだが、靴は破けていた。親指が見える児童も
いた。また、校舎は便所といえるものでは、なかった。挙げればきりがないが、その時感じた
ことは、“やはり、いい国でなければならない” と思った。
私たちの年代も、小学校時代は同じような体験を持っている。昭和20年代である。
何故か、靴の親指はすぐ穴が開いた。便所も一本の溝であった。
 
児童達に責任はない、不幸といえばそんな国や時代に生まれことである。
私は、日本に生まれて本当に良かったと思っているが、アフリカ難民などに生まれてきたら
とうに飢えて死んでいたかもしれない。奇妙にそんな国は、何時まで経ってもそのまゝである。
 
私は古代中国文化が好きで、縁あって日中友好協会に繋がりができたが、児童の不幸は
世界の多くの国に存在する。子供に若し生まれてくる国を選ばせることが出来るとしたら、
どの国ならいいと言うだろうかと思う。いや、あの國にだけには、生まれたくないという国が
きっとある筈だ。
ならば、不幸な国を作るのは、誰かという話になるが、言うまでもなく大人たちである。
誤解されると困るが、中国の事を言ってるのではない。
現代中国は、最早開発途上国を脱していて、ソマリアなどに比べようもない。
 
ということで、子供たちの幸福もすべて、その生まれた国にかかっている訳であり、
世の大人たちは、須らく 、いい国 を造るべく努力したいものであります。
 
下載は、淄博市外事弁公室に掲載された9月26日のウェブサイトでありますが、興味のある方
は参考にしてください。この中で、淄博外弁は、推進したい事項として経済貿易、教育、青少年交流、環境問題などを、挙げています。
 
                                          《2013.9.28 周南市 東郭》


日本山口县周南地区日中友协代表团访问淄博
  2013923—24日,日本山口周南地区日中友好会代表一行7人来我市行了友好访问
代表了硅苑科技、蒲松故居,访问了淄博师专附小并行座
市外田建民主任宴了代表一行,王建忠副主任、宋长东全程陪同代表在淄活
 
 访问,代表首先参了我市新材料行领头”——硅苑陶瓷展详细了解艺术陶瓷、技陶瓷、日用陶瓷等先;了陶工作室,一件件巧天工的艺术精品,得了代表的由衷赞叹
此次硅苑科技之行,代表团对我市陶瓷产业有了更深入的了解,今后加和推两市陶瓷域的交流与合作打下了良好基。下午,代表一行参了蒲松故居,深入了解了聊文化,加深了淄博文化内涵的认识
观结束后,代表来到了淄博师专附小访问,受到了附小迎。座会上,附小领导向代表团详细了学校的史、状,取得的荣誉及学理念,双方就下一步的有关生交流事宜行了探
最后,代表主要成欣然字留念—“祝愿中日友万古
双方一步加深了了解,增了友为师专附小今后与周南市教育域的交流合作及建立友好关系奠定了良好基
 日本周南地区日中友好期致力于推两市两市友好交往,极推两市在经贸、教育、青少年交流、保等域的交流与合作。该协会在我市淄川区淄河捐建了中日友好希望小学,特我市与日本周南市建立友好合作关系作出了突出献。代表团团长矢吹欣一先生还获得了省荣誉公民称号。
(友城科)                                       
                                                                                           《2013.9.26/淄博市外事信息网》


イメージ 1
 
                  田建民外事弁公室主任(前列左2人目)