おはようございます!

結果は、J・ローズがTotal +1で優勝しましたね。彼は、イングランド人で187cmの長身、プロ転向は
1998年で、華々しいデビューをしましたが、その後、不調に悩み27回連続予選落ちの苦労をしました。
辛酸を舐めて、ようやく立ち直り、遂に世界最高のゴルフ舞台で優勝しました。ゴルフはメンタルな
スポーツです。ですから、不調を精神的に克服し、その結果が優勝という栄誉をものにしました。
わたしは、そういう彼に賞賛を送りたいと思います。一方P・ミケルソンは、又も2位タイとなりました。
14番でのイーグルでは、優勝が決まったような感じを持ちましたが、彼の不運は、このツキが少し
早くきたことですね。その後のホールでは雨などで思うような結果が出せませんでした。
もう、優勝争いをしている各プロは、実力的にはみんな差はない超級レベルなので、やはり
運とかツキという制御しきれないラッキーさが味方するかどうかであります。
日本の松山英樹は、全米オープン初出場で10位となりました。また、世界に通用する日本人プロの
誕生といえます。彼は、身長180cmであり、外国人の中にあっても決して見劣りするような感じは
なく、飛距離も一流です。何よりも尊敬できるというか期待できるところは、ゴルフに対する取り組み
姿勢が真剣であり、コース攻略に戦術性を持って臨む冷静さが常にある処です。
3日目が終わって、遅くまで練習していましたよね。それまで納得できなかった事をあの練習で、
見事に修正しました。結果的にPATが入り、最終日参加選手唯一の3アンダーと伸ばしました。
テレビでの解説人もよかったですね。青木功、丸山茂樹、羽川豊などのプロですが、いずれも
全米ゴルフで成績を残しています。解説者としては、他の人には失礼ですが、この人たち以外
ありません。特に尊敬する青木プロなんかは、ゴルフを通じて自分も高めてきたし、いい人生を
送っていますよね。スポーツ選手は、体力の盛んな時ときは華やかでありますが、老後は
特に若い時の様な収入も得られなくなり、自分の人生を謳歌している人は少ないのでは、
ないでしょうか?。この前、つるやオープンで尾崎将司(66)が、エージシュート達成しましたね。
それに刺激されたか中島常幸が大洗のダイヤモンドカップで、松山英樹に優勝を譲ったものゝ、
最終日まで優勝争いをしました。
三浦雄一郎の80歳でのエベレスト登頂ニュースなど、先人の活躍は、大いに私たちの励みに
なります。
特に老人が身を持って範を示し、若者に教えるシーンなんかは、いいものですね。
昨年トム・ワトソンが一緒に回った石川遼を激励してシーンなんがありました。
日本でも先の大洗なんかでは、中島常幸が松山英樹をいろいろ激励していました。
女子プロで今売り出しの森田里佳子は、岡本綾子の弟子とかだそうですが、服部真由や表純子、
若林舞衣子なども岡本綾子が助言しているようです。岡本綾子の現役時代の活躍は、多くの
知るところですが、彼女の才能は指導者としても発揮され、成果がでています。
こうして、ゴルフ界を見て見ますと、師匠と弟子と言われる関係が重要なのかなとおもいます。
昔風の師匠と弟子の関係が、いまもって通用しているのは、そこに見過ごすことのできない
有用な効果がある為だろうと思います。
日本では、こういう古風なことは、寧ろ、無視しがちな時代がありましたが、技や伝統を伝える
いちばんいい方法なのかも知れません。
師匠と弟子の信頼関係ほど、強固なものはないと思っています。この関係がうまくいくと、弟子は
その能力を発揮します。
今、師匠と弟子の関係が見直されていますが、お金を離れてそういう関係を築いて来た日本の
伝統や技術継承は、受け継がれてゆくべきものだろうと思います。
ゴルフ全米オープンを見終わって、感想を書いていましたら、長くなってしまいました。
済みませんが、気休めにコサギの写真を見て、心が少しでも和やかになれば幸いです。
《2013.6.17 周南市 東郭》






