瑠璃光寺参拝(五重塔) | 周南市 東郭の世界

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国宝瑠璃光寺五重塔へ参拝しに往きました。
 
在所は山口市香山町7-1で若干の登りで、山の裾野にあるという感じを受けます。
 
瑠璃光寺五重の塔は、香山公園として運営されています。
 
入り口前の香山公園駐車場は、収容台数100台で大型バスも駐車スペースがあり広いところで
 
トイレも整備されています。駐車場は、この公園の南側にも駐車場があります。
 
嬉しいのは、駐車場や公園入場や瑠璃光寺拝観など全て無料であったことです。
 
山口市の統計で瑠璃光寺・香山公園の観光客は、64万4667人/2011年だったそうです。
 
最もこの年は山口国体で前年比9%増とのことですので、通年50~55万人でしょう。
 
当地は山口県内でも観光客の人気は高く、大内文化特定地域として観光地づくりに力を注いでいます。
 
                                                  《周南市 東郭》
 
 
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                   当料駐車場のすぐ上が、香山公園です。
 
 
 
 
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                   入り口右にある曹洞宗 瑠璃光寺の石碑
 
 
 
 
 
 
 
 
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 門を入ると、右に瑠璃光寺五重の塔がございます。手前に池が配されており、背景の緑で
 
 五重の塔が映えます。池にはカワセミもやってくるそうです。池に映る五重塔もいいですね。
 
 池には、鯉がゆっくり泳いでおり、岸辺のベンチや水ぎわでは家族が子供さんを遊ばしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
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           門から真っ直ぐのこの参道は、保寧山とある瑠璃光寺山門です。
 
 
 
 
 
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           まず、五重塔を拝観しなければということで右側へ迂回しました。
 
 
 
 
 
 
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        北側の道が、国宝瑠璃光寺です。といってもはじめから目にはいっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
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 五重塔の説明板が、脇にありました。これを読んでは塔を見上げ、また読んで “なるほど!”、
 
 とか“ふ~ん” と云って皆さんが感心されます。勿論、私もその一人であったわけで・・・
 
 
 
 
 
 
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       瑠璃光寺は、細身であり優美といわれる。一階を見ると正方形として3間4方では、
 
       ないでしょうか? すると9坪で27m2くらいなのでしょう。又調べてみますが、これで
 
       5層(31.2m)まで高さを保つとなると、優美さはもとより優れた工法なのでしょう。
 
       現代では、これと同等なものが作れるのでしょうか、室生寺の五重塔は再建され
 
       ましたが、若し仮に、瑠璃光寺五重塔クラスを再建するとなると相当に難しいですね。
 
           
 
 
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   五重塔の内陣は、この写真からは良く判りませんが、向かって左側に阿弥陀如来様が
 
   鎮座されています。右側には大内義弘公の像が祭られているそうです。
 
   特別開帳も時々あるようですが、その時は心柱も見えますので是非参拝したいものです。
 
 
 
 
 
 
 
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   五重塔から南の入り口方面を眺めたものです。ということは、阿弥陀様がここからご覧になり、
 
   私たちの参拝をご存じであるということです。礼を失しないようにこやかに入場されるのが
 
   宜しいかと。
 
 
 
 
 
 
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   下から見上げる瑠璃光寺五重塔は、金色に輝き、屋根や垂木の線がとても綺麗です。
 
   垂木の間隔も狭いですよね。一層南面の垂木は2段になっていますが一段が約60本です。
 
   2段(飛檐垂木と地垂木)で120本、四面と五重を掛けて、全部で2,400本となります。
 
   なんという膨大な量なんでしょう。その重さも然りながら各層四方が釣り合い、ヤジロベエ式
 
   免震機能を発揮するなんて、将に科学の実験を実際にみているような構造物なのですね。
 
 
 
 
 
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     五重の塔は、古代インドの仏舎利をいれるストゥ-バ(仏塔)から、起源を発しており
 
     インド→中国→朝鮮半島→日本へやって来たようですが、木造楼閣は日本で発展
 
     しました。重層は、奇数が基本であり13重の塔もあるようです。
 
     仏塔が日本で高く作られるようになったのは、仏舎利を祀る仏塔(五重の塔など)を
 
     出来るだけ高くして遠方の仏教徒にも見えるようにし、一人でも多くの人を救いたいという
 
     仏教者の願いであったという話を聞きました。
 
 
本日は以上でございます。どうも有難うございました。
 
長州文化散歩(山口市瑠璃光寺)まだまだ続けますので、是非お立ち寄りください。
 
                                      《2013.5.12 長州浪人 東郭》