童学寺は、弘法大師空海が幼いとき学んだお寺です。そのご縁で童学寺と号したと言います。
この近くに石井廃寺跡があり、ここは徳島県指定史跡であり金堂・回廊・塔などから法起寺式伽藍
配置から白鳳時代のものゝ痕跡が多く出土しています。そしてここが童学寺跡とも言うとしています。
今の童学寺は飛鳥時代に創建されたとなっていますが、空海が学んだのに因んで童学寺と号した
という説明は違っているのか、それ以前はの寺名があるのか、それが石井寺なのか触れているもの
がないのが、実態のようです。
空海の勉学は15歳で讃岐を出て大学へ行くまで、阿刀大足一門(母方)が手厚く空海を育てゝいた
ようであり、空海の佐伯氏(父方)も豪族として私寺を持っていても不思議はないのですが、はっきり
した史実は残っていません。弘仁6年空海42歳の時この寺で薬師如来像を彫られ本尊と致しました。
これは、国の重要文化財となっております。
《周南市 東郭》

弘法大師御学問所 別格本山 童学寺

山門

正面に本堂など見えています。左に池があります。

正面の石段を登ると本堂です。

お地蔵様

御本尊の説明

境内のしだれ桜


境内様子

本堂
東明山 童学寺(とうめいざん どうがくじ)
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来
創建(伝) 飛鳥時代
開基(伝) 行基
住所 徳島県名西郡石井町城の内
真言 “おん ころころ さんだりまとうぎ そわか”

本堂 向背

こぶしの花?、 向こうに待っているバスが見えます。

びんずる尊者

しだれ桜

大師堂

境内様子

しだれ桜の名所でもあるそうです。また藤の花も有名なようです。

七福神のにこやかな石像は、心がなごみます。