八重山諸島の5島を周遊で、バスガイドさんが “是非、八重山の島々を覚えて帰って下さい。”と
言いました。彼女らは職務の事もあるでしょうが、石垣島を発展させるのに一生懸命の様子でした。
出遭った人々にもみんなそうした姿勢を感じました。
彼らに取って観光産業こそ重要と心得ているようです。石垣島・西表島・由布島・竹富島・小浜島の
5島は、いずれもその島ならではの特産や特色があり、それぞれ観光客集客を目指していますが
上手に住み分けをしています。石垣島は5島のリーダー的存在で川平湾など珊瑚と熱帯魚のメッカ
です、西表島はマングローブ樹林クルーズやイリオモテヤマネコ、カンムリワシの島であり、水牛車と
亜熱帯植物園の由布島、竹富島は珊瑚石灰岩の石垣と漆喰赤瓦の伝統民家を守ながら水牛車での
民家巡り、小浜島はリゾートを作り共存しながら島の発展を目指しています。
私は、どの島にも豊かな観光資源があり、それを活かし発展させようという意気込みを感じました。
いまは、南の島々の良き想い出であります。
この旅行日が2月19日であり、3月7日には新石垣空港が開港しました。これまで年間観光客は、
78万人前後でしたが、空の便も充実すれば念願の100万人に到達する日は近いのではないかと
思います。
《2013.4.22 周南市 東郭》

具志堅用高氏実家
石垣市の町場をバスで通る時、ガイドの説明のなかで“石垣島出身の有名人は?”
と尋ねてきました。どうも具志堅用高元プロボクシング世界チャンピオンの家と
隣りの記念館を紹介したかったようです。

具志堅用高記念館
更にガイドさんは “それから?” と有名人は誰か?聞きました。
誰も答えません。ガイドさんは、焦って“BIGINです” と自ら言いましたが
バスの乗客は誰も知りませんでした。どうやら家がすぐ近くの同じ通りにあり、
そこで指差しをしなければならなかったからみたいです。他にも夏川えみりさんも
石垣市出身者だそうですが、石垣島の人でも小学生くらいの人は、具志堅用高さんが
プロボクシング世界チャンピオン防衛13回なんて知らないそうで、お笑いの人と
思っているようです。

石垣島天文台
石垣島天文台2006年、前勢岳の山頂に石垣島天文台が開設、現在に至る。
大型の光学赤外線反射望遠鏡の設置・運用がなされる観測研究施設としては、
日本最西南端に位置している。
なお、望遠鏡の有効口径は105cmで、光学望遠鏡としては九州・沖縄地方で最大である。
《Wikipediaより》

石垣島天文台

石垣島の平均年降水量は2106.8mmなので、水は豊かなようです。大きな川は、
宮良川・名蔵川・轟川とあります。周辺の小島へは、ここの水道水を海底パイプで
送っています。この水が海の栄養源となりサンゴ礁や熱帯魚が育つのも特徴です。

2月19日の稲田です。植えたばかりの苗の青さが印象的です。ここは、三期作が
可能ですが、今は二期作が殆どらしいです。ガイドさんは、三期作をされる農家が
一軒だけあると話されていました。

石垣島のパイナップル畑です。バスから見た景色ですが、石垣島の主要産業です。
具志堅用高さんが若い頃収穫のアルバイトをしていたとテレビで紹介していました。
パイナップルは、植え付けから収穫まで2年掛かるといいますが、特産品といっても
過言ではありません。美味しい国内産を食べれるのは、いいことでしょう。


石垣島の海ですが、さすがに綺麗です。
ここに車を停めて景色を眺める人も沢山いらっしゃいました。




油滴天目茶碗は、愛好家の垂涎の的でしょう。ここは、独特な技術を開発したようです。
値段も数十万円するものが並べてあります、福建省建窯の曜変天目は世界で僅か3点でしか
現存してないといわれています。以下垣焼の窯元が言った言葉です。
石垣焼は、ミネラルを多く含んだ石垣島の鉱石と透明なガラスを使用して自然発色するマリンブルー
とエメラルドグリーンで美しい沖縄の海を表現しているため、二つとして同じ色のものは出来ません。
さらに、器の周りには油滴天目を施しており、焼成開始から窯出しまで仕上がりが分からず、神仏が
作る焼き物とも言われております。
この沖縄の海と油滴天目を融合させた石垣焼は、まさに一つ一つがオンリーワンの焼き物です。

石垣島に鍾乳洞がある。入場料大人¥1,050 小人¥525 全長3.2kmのうち
600mが公開されている。

鍾乳洞入口の竜宮城の建物にオオゴマダラを飼育しているケージがある。
なかの花の周りには、無数のオオゴマダラが飛んでいる。
日本では、最大クラスの蝶という。上の写真の右の黄金色の蛹が特徴という。



オオゴマダラは、割と優雅に飛ぶ。普通の蝶と違ってひらひらするというより、ふわふわと舞う。

石垣島鍾乳洞は、山口県の秋芳洞と同じくらい長いという。

ここは、かなりの高低差があり途中で休まなければ疲れるが、
出口には大きな売店兼レストランがあり早速、アイスクリームを食べた。
それから、私たちは、昼食をして土産物を買った。

これで、八重山周遊5島めぐりは、終ります。
毎回のお立ち寄り 誠に有難うございました。(礼)