西表島の仲間川マングローブの遊覧を終え、こんどはバスで美原にある水牛車の駅まで行きます。
バスで15分の距離です。窓からみる風景も、西表島でなければ見れない風物もありました。
観光名物になっている水牛車に乗って由布島(ゆぶじま)まで、参ります。
周南市 東郭

仲間川とマングローブ、今度はバスの中から見ることが出来ました。

黒毛和牛の牧場のようです。手前は水田で植えたばかりの苗もみえました。
牧畜も主要産業のひとつ、稲作は3期作が可能ということですが、今は2期作。

仲間川遊覧の船頭さんが直ぐあがって来て、制服制帽となり今度はバスの運転手です。
おまけに、例の調子でガイドも行います。左前方の“やまねこ注意”の看板が見えます。

イリオモテヤマネコは、絶滅危惧種で
現在100頭前後しか生息していないと
伝えられています。
夜間など、道路を横切ったりするようで
その為のトンネルを作ったりもしている
ようです。
怪我をしたヤマネコの保護施設もあります。

由布島が手前に見えています。その向こうに遠く、小浜島がみえます。

由布島は島の周囲約2.1Km、海抜1.5mというとても小さな島です。
由布島と西表島の間の海は約400m、遠浅で満潮時でも1mほどにしかなりません。
そのため、観光用の移動手段として水牛車が利用され、観光名物になっています。
所要時間は約15分です。《西表ねっとより》

水牛車乗り場の発車時刻表です。30分毎となっていました。
大人往復¥1,300としてあります。

バスを降りるとみんな急いで海辺に向かいます。2月後半なのに気温は26℃です。
吹いてくる潮風も爽やかで心地よく感じます。


水牛車が海の中をやって来ています。

水牛車が海を渡っています。
ひろい海のなかをゆっくり歩く水牛、あせらずのんびりした風景です。

水牛車が由布島から帰ってきています。ここは、右側通行です。
水牛車は、もともと由布島に暮らす人の荷役用としていました。
初代水牛は、大五郎と花子といい台湾生まれです。その家系が
今も続いていて、みんなそれぞれに名前がついています。
この仕事をしている水牛は、親子や兄弟ばかりです。


水牛車は、10台以上ありましたが、雄・雌や年齢によって少しずつ違います。
二輪だけでなく、四輪車もあります。発車時間は決まっているようですが、
すべて水牛本意です。途中で立ち止まってやすんだり、他の水牛と競争したり
しますが、操るおじさんは特になにもしません。
水牛もゆっくりですが、やることは確実にするようで、おじさんも水牛の身になって
いることが、よく判りました。

立派な角の雄水牛です。いま帰ってお客を降ろしました。
これから、また、客を乗せて由布島まで行きます。

水牛車の定員は、どれも12名。2輪車では客室前後のバランスを取ることが必要な
ようですが、水中の道はガタゴタ揺れもなく、乗り心地は満点です。
この写真を見ると、いまも水牛の足で引かれるゆっくりした抑揚のリズムが伝わってきます。
また、兄ちゃんの沖縄民謡の三線の調べには、心が癒されました。

由布島の水牛車が待機していました。

乗客は、また亜熱帯植物楽園の手続きをする間、水牛をみています。

園内待合所の入り口です。

由布島水牛家系図

最初の水牛「大五郎」はずいぶん大きな角があったのですね。

園内に入って来ました。これから花園の散歩です。
今日は、容量の都合でここ迄です。
また、次回のお立ち寄りをお待ちしております。