
山東省済南付近を走っている路線バスです。
バスには、色々な広告の文字が書いてありますが、今日は後ろの「亿丰时代广场」です。
亿丰时代广场
yifengshidaiguangchang
簡体字を日本語にすると億豊時代広場になります。
亿丰(億豊)は、長江デルタ地帯(上海)で作られた国際投資会社です。商標も三角をイメージ化
していますが、1996年ごろ上海にて成立しました。
もともと香港系の資本の会社だったようですが、詳しくはわかりません。
この会社が、投資して(又は傘下会社を設立して)時代広場なるものをつくり発展しています。
時代広場はTimes SquareタイムズスケアでN.Yの商業施設地区を意識した簡体字のように
思えますが、巨大複合商業施設であります。
アメリカでは、商業施設の採算性をHOPSCAで確保する原則性をつくっています。
中国においても、この理念を取り入れて、作り発展しています。
HOPSCAは、Hotel、Office、Parking、Shopping、Convention、Appartmentの頭文字であり
或る例では総敷地面積50ヘクタール、建築面積100万m2です。
天安門広場が40ヘクタール、東京ドーム4.7へクタールですので、かなり広いですよね。
いま世界の複合商業施設は、ショッピングセンターやビジネスオフィス・宿泊施設などだけで
なく、交通アクセス・住宅施設・娯楽施設・展示・見本市施設など有機的に結合させた商業施設
を作って競争しています。
中国語でつぎの一節を紹介致します。
「借鉴国际先进的“HOPSCA”城市规划设计理念,该项目将建成为集“批发、零售、仓储、物流、
办公、休闲、娱乐、居住”等八大功能为一体,并有机融合建材家居、五金机电、小商品、
精品百货、社区配套商业等五大业态的城市超级商贸广场」
日本においても東京スカイツリータウンとか六本木ヒルズ、有楽町マリオンなどなどありますが、
中国においても、この10年間でこの投資グループで50ヶ所に複合商業施設をつくっています。
このようなグループが幾つもあり、中国国内だけでなく東南アジアなどにも進出しています。
私たちにとっても決して他人ごとでは、ありません。
世界の商業営業形態もどんどん変化しているのですね。