中国山東省淄博市から小学生を中心とする親善使節団が周南市を訪問しました。
一行は、淄博市人民政府外事弁公室副主任 宋 長東 氏率いる30名であります。
7月18日青島から空路、福岡入りした訪問団は、専用バスにて周南市の名湯「湯野荘」に到着し、
旅の疲れ癒しました。
7月19日は、山口放送局や防府マツダ工場を見学しました。
7月20日は、周南市長への表敬訪問と小学校訪問をおこないました。
淄博(しはく)市は、周南市と友好姉妹都市の仮調印をしている山東省中部の地級市で、
人口は456万人、面積は5,965km2であります。
本年、山口県と山東省の友好協定が30周年となり、その枠内で山東省の各市と県下各市が
姉妹都市縁組をおこなっていますが、淄博市も周南市と友好協定調印を長年働きかけてきています。
今回の訪問団は毎年恒例になっているものですが昨年は東日本大震災の影響で中止になりました。
淄博市は文化交流を目的の一つとして掲げており、今回の訪問も学校現場を淄博市児童に見せたい
とのことでありました。
周南市長表敬訪問は周南市保健センターで行われ、その訪問児童らの表演が大変良かったので、
紹介させて戴きます。

中国児童は全部で25名で9歳から11歳までが圧倒的に多く17名いる。

木村 健太郎周南市長の歓迎の挨拶です。

周南地区日中友好協会会長 橋本憲二の歓迎挨拶です。


淄博市児童は、淄博市師專付属小学校、張店区実験中学などから来ています。

学校の制服や表演の衣装を着ている少女もいます。

団長の宋 長東氏です。

男児3名のオカリナと中国民謡の披露です。

オカリナの暖かい音色と中国の歌がとてもよく、中国らしい雰囲気でした。


次は女児の踊りと9歳の子の歌です。

彼女等はとても可愛らしくて、日頃から練習をしているようです。



日本の子供に比べて素朴ではありますが、自分のものにしています。


会場に突然にして現れた中国の風景でした。
木村市長はじめ、大人達はみんな感動し大きな拍手が湧き起こりました。

筆者は2007年この子らの淄博市師專付属小学校を訪問したことがあります。
大変レベルの高い英才教育をしています。
学校設備も充実しており、全員PCで勉強しています。
淄博市は全国で第26番目、山東省で3番目の富裕市ですので、
親たちは子供に充分な資力を提供できるのです。
学童は2000名であり、人口の割に少ないのは、淄博で唯一のエリート校だからです。
高学年はもう英語で話しかけてきます。
こんな幼い時から団体で日本にきて、いろいろなものを吸収できることは幸せですね。
今回は筆者がイレギュラー―で突然交流事業を担当することになったにも拘らず、
多くに方々の支援を受けて無事に完遂することが出来ました。
訪日団のはじめての日本「周南市」に好印象を抱いて戴いたことは誠に有り難いことです。
つづく