ここは、苛澤市の曹州牡丹園です。
きょう迄で25回に渡り、中国一の牡丹園を紹介して来ましたが、今回で終了します。


ここへ、入園して主に電動カーで、1時間 牡丹を看て廻りました。
下の紹介に、この総面積が1600亩(mu)と出ています。
東京ドーム広さで比較してみますと22.6個分に相当します。
東京ディズニーランドの2倍の広さがあります。
山口県では天皇陛下をお迎えして全国植樹祭がおこなわれる「きらら浜会場」が
93ヘクタールなので、ほぼ同じ面積です。
とにかく、この牡丹園は106haありますが、それはもう途方もないとしか言いようが
ありません。

苛澤市曹州牡丹園の概略を上の写真とネット資料から見ますと、ここの牡丹が植えてある面積は、
600亩とありますから40ヘクタールになります。
また、牡丹は百万株、品種は1,100種で12の大景区(牡丹観賞区、牡丹芍薬科研展示区、受賞
牡丹展示区、野趣水景区、世界国花園景区、四季牡丹景区、牡丹伝奇区、十二花神景区など)に
分れていて、40ヶ所の観光スポットがあるそうです。その中のいくつかを紹介しますと1.迎賓大通り
2.牡丹鼎、3.国風園、4.十大花型圃、5.九大花色圃、6.牡丹品種資源園、7.国花館、8.天香閣・・・
などです。

この紅い牡丹のような建築物は、菏澤「国花魂」といいます。
彫塑は高さ16m、直径14m、重さ25トンあり中央美術学院
芸術エンジニア部の設計製作でこの牡丹広場で2003年の
菏澤国際牡丹花会の時に披露されたそうです。
又、夜間はライトアップされます。

ここ、菏澤市の牡丹栽培面積は全国の80%を占め、いわば国花「牡丹」の里の雄となりました。
この地は歴史はあるものの、国内では地方都市の域を出ず発展から取り残されていました。
1982年に従来の牡丹栽培を中国一にしようとる地域振興政策が湧きおこって年々、技術的
にも向上し、栽培面積も拡大し今日の隆盛を迎えました。
花を愛する心が、地域の振興・発展につながっていったことは、喜ばしい事と思います。




4月27日の第1回より25回を数えましたが、この間 牡丹の花を見ながらそこに集う人の姿や
生活の一端を見てまいりました。どのシーンも驚きと微笑みがありました。
今までこのシリーズに訪問戴いた方に深く感謝いたします。
また、今回 苛澤牡丹園の案内をして頂いた劉 国生副市長はじめ苛澤市政府関係者の皆様には
大変お世話になりました。 非常非常感谢你们!
それでは、ごきげんよう! 周南市 東 郭
( 完 )