構成的グループ・エンカウンター実践研究事例集(山口大学人文学部 林研究室)の
エンカウンター研究が山口県教育カウンセラーより発行された。
Structured Group Encounter 、SGEは集中的なグループ体験のひとつである。

★文法能力について定義については、母語話者の場合は、基本的に能力があるとする。
★社会言語能力については、場面を多く経験していることから適切な言語を使用できる可能性は
高いが、相手や場面により即座に対応できる能力も必要である。
★談話能力とは話自体のルール・マナーを守ってよりよいコミュニケーションを取ろうとする管理能力
である。
★ストラテジ-能力については、コミュニケーションの不具合を修復する能力である。
これには、言いかえや話す速度、母語の一時使用などある。

★日本語の話す力を向上させる。
★制限時間を意識して話すことに慣れる。
★簡潔に要約する能力を高める。

★ 話材を常に日常生活の中から拾い上げていく努力をする。
★ 何を伝えようとするのか、自分から確認し意識する。
★ 「見出し」→「具体的なエピソード」→「まとめ」というスピーチの基本形に沿って時間を配分しながら
話す。
★ (聞き手への配慮やおもいやりなど)他者意識を持ちながら話す。
★ 事実開示だけではなく、感情や思考、即ち自分の気持ち、思ったこと、感じた事を事実に織り交え
ながら話す。
★ 話を上手に散らしつつ、また立ち戻る-この「散らす」と「戻る」の二つの技をともに磨く。

ねらい
★日本語の話す力を向上させる。
★制限時間を意識して話すことに慣れる。
★簡潔に要約する能力を高める。
①エクササイズの目的・狙いを説明する。
②ペア作り、ABの配役を決める。ロールカードを配る
③ロールカードの指示を読む。また、自分の役をどう演じたらいいか考える。
④ペアでロールカードの指示に従いながら、ロールプレイを行う。
⑤二人で実際に会話したものの重点を簡潔に要約する。
⑥二人でシェアリングする。
⑦全体でシェアリングする。
⑧振り返りシートに記入する。