
おはようございます!!
紫木蓮であります。
4月10日に投稿した時、咲き始めでした。
それが今日は散り始め。
まだ見られるのですが、その間2回雨が降って、絶頂期に撮るのを逸しました。
話は変わりますが、周南地区日中友好協会 中国語講座生が翻訳した「さらば!瀬戸内海」が
わずか2週間で完売になったそうです。
現在中国文壇の長老「鄧 友梅」氏が戦前13歳のとき徳山(現在の山口県周南市)に徴用された折
苛酷な労働の中にあっても、当時の徳山の人々が暖かく接しかばった懐かしい思い出を小説にして
発表されました。1980年中国作家協会として日本を訪問されたとき徳山を訪れ、帰国して僅かな
時間で書き上げられました。
中国語講座生が授業の合間に3年かけて翻訳したものであります。
中国語で「别了!濑户内海」として発表されたものを翻訳したのです。
初め300部出版し、私が読んで感動しさらに10冊頼んだときは、もう売り切れでさらに800部増版する
そうであります。
「鄧 友梅」氏は戦後中国に帰って小説を書き始めたのですが、ご存じ「文化大革命」で迫害され
幾多の困難を乗り越えられて今日の大成となられた方であり、周南市民としてもいま持って当時の中国
人が友好の思い出を綴った小説を書いたことを誇りに思いたいと思っております。
この「さらば!瀬戸内海」は中国人にも読んでもらい、また日本語を専攻している中国学生の教育材料
にもなるという思いから、山東大学への寄付を打診しましたところ、私の恩師もその内容を聞いて
感動し、ぜひ欲しいといって下さいました。
又徳山大学留学在中国人達も是非欲しいということなので、今度の4月18日山口県と中国山東省の
日中友好30周年には、持参することにしております。
「別了!瀬戸内海」の「さらば!瀬戸内海」は小説の主人公の別れのことであり、二度と会えないと
いう意味でありますが、あれから66年経った今も民間のなつかしい思い出の絆はいまも、続いています。
2012.4.15 周南市 東郭