
四国遍路の旅85番札所五剣山八栗寺です。
空海が804年に唐へ留学僧として渡るとき、ここへ来て
八つの焼き栗を植えた、そして帰国後ここへきて見ると
その焼き栗が芽を出していた。・・・と伝えられている、
空海の大業を表した逸話のように思えるが、実際に
唐での留学は20年という予定であったにも拘らず1年
で唐仏教界の第一人者になったことなどから凡人では
なかったのは間違いない。

いずれにしても弘法大師は、八栗寺
と縁が深かったのですね。
木食以空上人は、歓喜天を東福門院
から賜わった。
50年に一度の御開帳ということです。

これは大師堂の鴨居の飾り彫刻です。
歓喜天(かんぎてん)は、インドのガネーシャから
来ているらしいが、梁の先の象のような鼻が長い
のが、将にガネーシャを模したように見える。

歓喜天堂も同じ彫刻、本堂のは龍に
見えます。

大師堂は、基本的に杖を杖立に置い
て参拝するものと聞いた。
なるほど、ここでは同行二人杖は、
目の前にいらっしゃるから不要なのだ。

多宝塔は昭和59年に建設されたもの。

八栗寺の裏山が五剣山という。
しかしそれは逆で五剣山で空海は
5つの剣を埋めて祈願したことから
五剣山と名付けられ、その中腹の寺
に8つの栗を植えたので八栗寺となっ
た。

ケーブルカーで降りる、左は登ってく
るケーブルカーが中ほどですれ違う
ところです。

前方に屋島が見えます。
今回の四国遍路ではあそこへも
行きます。

ケーブルカー麓駅到着。
ご婦人たちも忙しい。
次回は、84番札所 屋島寺へ
参ります。