劉備の遺言 | 周南市 東郭の世界

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左の額の最後の句子、三国志蜀書 先主傳第2の中にある。
蜀漢皇帝 劉備玄徳(64歳)が死の床で息子劉禅に言ったと
伝えられる。その時、居並ぶ重臣達の前で劉備は諸葛亮孔明に、劉禅が君主としての素質がなければ、その時はいつでも國の政治を担ってくれと、後継を依頼した言葉も残っている。
劉禅は、世に凡愚と評せられたということであるが、玄徳もそこら辺りは気になっていたのかもしてない。
 
勿以恶小事而为之,勿以善小事不为
                             【三国志・蜀书】
 
悪は小なるをもってこれを為す勿れ、
善は小なるをもって為さざる勿れ。
 
私的感想
臨終の言葉として悪い事は小さな事でもやってはなりません、
善い事は小さな事でコツコツ積み上げなさいと戒めたことになっている
皇帝が息子に言うのに適切なこととは、主に政治のことであろうが、
悪、善の認識を正しく持ちなさいと言っていると解釈したい。大衆受けするような事が善い事とされていることが、本当に正しいことなのか?
世の中には“良かれ”と思ってしたことが裏目にでることが良くある。
ワーキングプアがおこるのも福祉などの手当てにばかり税金を使い
世の中に生産性の生まれる可能性をなくしてしまっているからではないか。復興の為の予算を税金をあげて出来るのなら誰でもできる。政治は、もっと生産性を挙げる事を考えて、民間を儲かるように手当しなければ、片手落ちになってしまう。所得倍増計画のような生産性のある政治をおこなって戴くよう切望する。