9月26日、仙台空港への道をゆく。
途中 眼についたのは、ガレキの山、山である。
いまでは、ガレキの山の上に草がはえておりよく見なければ中身が判らない。
これが仮置き場なのか。
10月4日に発表された環境省資料では、岩手・宮城・福島3県のガレキ量は、2,272万トン
、仮置き場への搬入率は58%となっている。家屋解体を除いた搬入率は全体の89%である。
ということは、家屋が津波で住めなくなっている部分の解体は、ほとんど進んでいない。
これ等の仮置き場では、パワーショベルが大健闘しており、仮置き場のガレキの整備や
区分けを行っている。
しかし、テレビ報道によるとガレキ山で火事が発生し、その煙や悪臭で付近住民が苦情を訴えている。
有機物発酵のメタンによる発火らしい。したがって複数個所で多発しなかなか消火できない。
また、ガレキには建築資材スレート等のアスベストがあり、これ等が強風で飛散し健康被害も
心配されている。
私の廻ったところも、その対策であろうか網を張っていたし、市では測定もしている。
その次は、PCBへの対策であるが、指摘されているが、有効的回収解決があるかどうか疑わしい。
仮置き場だけをとって見ても、ガレキを集めただけでその処分は、これからのことである。
その間には、上記のような問題も発生し、地下水へのPCB汚染も心配されるので安心と
いうわけにはいかない。
それにつけても心配なのは、放射能汚染への対応である。放射能汚染を除去するを除染と
いうらしいが、現実的な対応策として、道路や縁石を水で洗ったりしているが、それはそれとして
洗浄した水は、どうするのだろう?
10月6日に国は県や市で除染を全面的に行うよう確認した。
地表面に降り注いだ放射能(土壌)を取り除くことになったが、その量は一億立方メートルとも
いわれ、削り取り作業や土壌処理など具体的な方法は、まだ定まっていない。









