
2011.5.11天皇皇后両陛下が被災地をご慰問された。
両陛下の被災民へのご慰問は、7回目となる。
この写真は、ヘリコプターから降りられて、避難所ご慰問に出発される直後のものである。
皇后陛下は窓際で、天皇陛下はその奥から、私達に手を振られた。
しかも天皇陛下は、お立ちになってのことだ。
もうこの時点でも、こういうお心遣いをされている。
写真を拝見するたびに、なみだがでる。
けっして、健康ではないご体で七回目のご慰問である。
天皇陛下の被災後の行動は、はやく適切だった。
なぜかといえば、政府はじめ被災民がその重大さにうろたえ、右往左往している時に、
自ら率先して、救済に動かれた。
そのお姿をみんなが見て、はじめて我に返り、自分自身を取り戻し、これからしなければ
ならないことに、気がついた。
わたしから、言わさして貰えば、最初に被災者や日本国民を救ったのは、両陛下だ。
まさに、象徴たる由縁である。
放映された各ご慰問時の被災民へのご配慮もひとつひとつ心がなごみ、心が暖まった。
こういうことができる人、うけいれられる人は、両陛下しかいなかったのだ。
わたしは、国民の事を常に気に掛けられ、慈しむお姿を拝見し、そこに自分の両親の姿をみた。
また、日本にはこういう人は必要なんだと思った。
私達は、まさに日本の人格者としての天皇陛下の生きざまを、参考にし受け継がなければ
ならないのでは、なかろうか。
両陛下は、この時 風評被害にお心を痛められ、現地の苺やブロッコリーやアスパラ、シイタケ
を3セット購入され、自らも食されたと、聞いた。
2011.8.28
