きょう、雉にであった。
この雉に出会うのは、初めてではない。
もう、数年前から、うちの横を流れる川のそばで、暮らしている。
彼の家は、ここから100mぐらいの所にある。
ときどき、田んぼのあぜ道を散歩したり、前の畑に来たりする。
昨年、このあたりに野良犬が数頭住みついて、危険な時期があったが、又、出会えた。
無事であったのだ。
私と彼の関係は、相互不干渉であり、かれも納得している。
けれども、“ケーン,ケーン”と急をしらせることがある。
その声は、甲高くて300メートルは、届くだろう。
わたしも、隣りのよしみで、なにか変事が起こっていないか、川のあたりを覗う。
わたしは、もう充分年取っていて、昔のように一緒に鬼が島に行く体力はない。
ただ、安否だけは気に掛けているのだ。
雉さん、 「がんばれよ~」。
