百花公園
朝、起きると外は、快晴である。
キャンパス内でばかり過ごすと、窒息する。
気温も温かく5℃くらいなので、歩いて20分くらいの百花公園へ行ってみようと
思い立った。

~百花公園 西門~
西門に近づくと、入り口前の広場には、出店が雑多に並んでいる。
いろいろな風船を20~30個くらい挙げて一人で紐を持っている人。
子供のプラススチック製おもちゃを売る人。
さんざしのお菓子を自転車の後ろ台に丸く並べて売っている人もいた。
自転車の焼き芋屋がいい匂いをだし、そばの縁石に並んで食べる人達の
焼き芋の湯気がたっているのを見ると、私も欲しくなった。

二胡を引く老人、楽譜は全部手書き

老人の二胡に合わせて朗々と歌う人、2・3人いたが去った
百花公園は、広く大明湖の1/3くらいある。その名の通りボタン・バラなど季節には
一面に見られるようだが今はない。
中は、兎に角 憩う人々で一杯でとくに老人の人達の語らい、子供を遊ばせている
お母さんとお父さんとおばあさん一家が目につく。
ここは、池と噴水、広場と、建身区、子供遊技場からなっていてボタン園や
桃園などもある、池の周りには相変わらずの柳の木が一面に植えられている。

この上は噴水の池、子供が氷を割って遊んでいる

中国将棋をする人と見る人

後ろ電光掲示で気温湿度風力等が出ている

後ろの噴水池の氷をお父さんがとってくれた

ここ一帯はボタン園で短く剪定した間から芽の息吹が感じられた
ここ百花公園で現地の人達のくつろぐ様子を見て本当によかった。
老人や子供たちの時を過ごしている姿をみると、私も十分なごむ事が出来た。
どうも、白髪の老人は、自分たちと同じであると思っている感じである。
白い天女の像の上に八角の中国式の小さい休憩所がある。
80歳前後であろう、男女5・6人が何やらあれこれ相談している様子だった。
中の一人が花のないボタンを見ていると、近づいてきて入場券が何とか
言ってる、どうやらここの入場券がいる施設へ行きたいらしいが、
私は、詳しくないので知らないと言ったら、後ろを振り返って知らないらしいと
言っていた。私は多くあるボタンの選定してある木を指差して、これは何んの木か
訪ねると、老人は知らないと言って後ろを見た、するとそこの老人たちが、
みんな寄ってきて、なんやかんや言っていたが、ムータンという声が一番
多かった。
彼らは、私を同じ中国人と思ってか、はたまたそんな事は意に介さないのか
同じ老人に話しかけてきたのだろう。この白髪で老人ということは解かる。
私は同じ百花園で時を共有している感じがして、うれしかった。
~この公園でくつろぐ人達は、こころが豊かであるに違いない~
