今週は、気温が下がる予報です。
今日、10/24は6〜20℃、10/25は5〜12℃、10/26は3〜12℃になるという。
学生食堂への行き帰り写真を撮らせてもらった。
風がつよく「すずかけ」の並木の葉が轟々となる。

ここの“すずかけ”はどれも25米を超える大樹で6階建ての教育楼より
高くなっている。落ち葉がすごい、大きいものは両手を広げたくらいある。
毎朝、清掃車や清掃員がそれらを掃除して、散水車が水を撒く。
でも今はもう、歩道といわず、車道といわず落ち葉だらけである。
宿舎楼から250米歩いて食堂大庁へいく、途中に大図書館がある。
そこを通っていると、直径10〜20米の小竜巻が起きている。

高い建物の影響か?“すずかけ”の落ち葉が何重にもぐるぐる廻って
上へ登っていく。数人カメラで摂っているので私も撮ったが、暗くて
風までは、映らない。いや風は映せない、腕がわるいのだ。
その横の建設中の体育館やグランドを通るときは、風速10米以上あった
ろうか、ここ特有の微細な砂塵が煙となって食堂へ行く学生たちを襲う。
日本の妻の心遣いか?持ってきてもらったマスクが役立つ。
持ってきて貰ったと書いたのは、尊敬する日中友好協会の事務局長が
済南市にくる機会があって、託って持ってきて下さったのだ。
食堂から宿舎のエントランスホールへ帰ると、日本から小包が届いて
いた。16歳からともに学び、おなじ企業で過ごした親友である。

だから、50年近くの付き合っている。わたしのほうがわがままで
彼は、尊敬するほど人間ができている。生き方も志も似ている。
退職して日本の大学で学んでいる。京都奈良の歴史専攻だ。
日本にいたとき、あまり感じなかった友達、家族、仲間の存在が
ここでは、おおきくクローズアップされる。
小包を見たときは、本当にうれしかった。中身も勿論だがその
心がうれしかった。メッセージがあった、周南市の広報誌があった。
中国に留学していて、なんでも揃うが日本の物品は普通売っていない、
まして日本の心は、「ない」。臆病のわたしは、その心に打たれ感激している。
ここ山東大学「新校」も建設・工事でごった返している。体育施設も巨大で
グランドが私の物差しで300m2以上あるだろう。屋根も観覧席もある。
国際級の競技ができる大きさだ、そばの大きな建物も同じくらいの面積が
ある。プール設備もつくられる。

旧施設を取り壊して新築中とのことで、完成は来年で、私は帰国しているが
完成後を是非見てみたいものだ。
このほか、道路や排水溝など、土日休みなしで10時間は工事をしている。
私の宿舎楼も今、改装中で5階から順次下がってきている。
私の部屋は12月末から1月6日と掲示されいた。
また、奇怪なことが起こった。窓のそと、上からものが降ってくるのだ。
怖くて枠外に身を乗り出すこともできない。上から落ちた瞬間、でっかい物音が
する。たまげた。今はもう慣れたが、当初はわけがわからなかった。
考えてみれば合理的な方法である。今日も窓の外で資材があがっていく。

大型機械もつかっているが、手仕事をしている作業員がとてもおおい。
周りで見ていると群がっているようにもみえる。そしてよく働く。
済南市は、今が一番いい季節だが、40度の夏、マイナス14度の冬、
外の仕事は、さぞかし大変だろう。あたまがさがる。