基本的にフェイスブックにはもともと知り合いだった人とか実際にお会いして知り合った方、もしくはせいぜい知り合いを通して申請してくださった方以外今まで承認はしていなかった。
大体において、もともと知り合いも少ないし、幅広い活動なんてしない、どちらかというと引きこもりに近いくらい狹い範圍でしか活動していない。フェイスブックにのせるのは毎度庭や猫のことばかり。しかもインスタグラム經由がほとんど。中身もないし、美しい写真もないから投稿を「公開」にしていても、見てくれる人なんぞいない。はず。
ファイスブックを初めて間もない頃とあるアメリカの方とおもわしき方からメッセージが来た。英語がほとんどわからない自分だけど、なんとなく人違いをしていることは分かった。どうやら昔日本にいたことがあり、その時の知り合いと名前が同じだったためにもしかして、とおもったらしい。自分の名前は苗字も名前もほんとうに昔からある平々凡々な名前で全国にどれだけ同じ名前の人がいるだろう、というくらいのものだから。
こちらも間違えているであろう簡単な英語で「人違いだと思う」と返信したら、事情を教えてくれて間違ってしまったことを誤ってくれ、よくあちらの方たちがおっしゃるようにこれからの自分の幸せを祈ってくれてメッセージのやり取りは終わった。後味がよかったな。。。
なんでそんなことを思い出したか、というと、最近とつぜんにニ名のかたから友人申請が届いた。
一人はアメリカの年配の男性。写真も名前も日本人。
もう一人は出身地が東京のもとファッションデザイナーという女性。こちらも写真は上品な年配の女性。名前は苗字がカタカナだったけど日本では苗字としても名前としてもある読み方だった。
どちらもまったく存じ上げないし、じぶんのフェイスブック内の友人の友人というわけでも無く、まったく唐突であった。
猫好きの人で猫の写真でも見てくれたのかもしれないな、とは思ったけど、(実際だんせいのページの背景は猫だった)いろいろ心配もある。
なので、はじめはずっと無視し続けてしまったのだが、先日つい
「ちょっとくらい公開している投稿に一言もらうのも惡くないかも」
と思ってしまい、二人に承認ボタンを押してしまった。
それが間違いのもと。
まずさっそく男性の方からメッセージが来てしまった。「うれしい」と。
だから、まずはどういう経緯で自分に友達申請を出してくれたのか聞いてみた。でも、かえってきた答えには、自分の友人が爆発で死んでしまった、という話から始まっていろいろ書いてあったが正直言って日本語の文章としてあまりに??????の文章。
アメリカ育ちの日本人?????
とにかく自分はフェイスブックではダイレクトのメッセージはまず使わない、投稿上でいいならよろしく、と書いた。
すると、これまた外国映画のセリフのように日本人がつかっているのを聞いたことがないようなぶんしょうで「私はあなたのそれを理解しています。あなたはもっと私のことを知る必要がある」みたいな感じの文章が来た。しつこいぞこいつ!こいつ●国の詐欺?
「翻訳アプリをお使いですか?これ以上メッセージが続くならせっかくしていただいた友達の申請を取り消さなくてはいけなくなる」
と送ったら、逆切れ
「そうしたほうがいいでしょう。」
だって!最後までよまんで即効削除。
やれやれと思ってほっとしたのもつかの間、
今度は三十分もたたないうちにもう一人のもとデザイナーという女性からメッセージが来た。
またしても自分に友達申請をよこした経緯を聞いたがこれまた変な日本語で「猫が、うつくしいです」みたいな返事が来た。前者と違って一應自己紹介があった。69歳で東京で生まれたけどイギリスで育って結婚したと。自分も軽くは自己紹介したけど、両親日本人で、ここまで日本語変になるかね?っていうか、前者とおなじでまるで翻訳アプリをつかったような日本語なのだ。
しかもしまいには自分は喉頭癌で、旦那が残した遺産をどこかの慈善団体に寄付したいけどその協力者を探していると。
は?
何故見ず知らずのこのおいらに?
「いい人が見附かるといいですね。自分はこれから母の手當があるので今夜はこれで失礼する」
と送ったら前者とは違いその夜はそれからもうメッセージは来なかった。
が、あさからまた
「おはようI!私の妹!昨夜は幸せな夜を過ごせましたか?」
って。ああ、あちらの人ならいいそうだけど、、、、知り合って一晩でそういうのいわれるのほんと無理なんだよね(-_-;)
まあ、朝のそれはメッセンジャーを開かず通知だけでちらっとみただけで病院行ったり仕事したり忙しかったので夜までは未読にしていた。すると夜またメッセージが。自分は喉頭癌で入院して治療を受けているから財産を寄付するところを探すのに焦っている、何か紹介してほしい、というようなことが書いてあった。
おいら、冷たい人間です。
「たとで癌で余命少ない」ご主人が残してくれた遺産を寄付するところを探すのを手伝って、と言われても、昨日知り合った人、しかもあったこともない人、にそういわれても。なにもできない、というか、「たとえ癌で余命少ない」人でも、世界中の人が使っているフェイスブックの中から投稿数も少ない、会社勤めもしたことない引きこもりのような人間にいきなり大金を寄付する手伝いをしろという人を信じることはできんのですよ。
なので
「あなたのお体のことは心配していますが、自分は会社勤めもしたことがない引きこもりに近い人間ですからそういうのはできない」
とメッセージを送り、次の瞬間返事を待たずまた友達削除した。
今朝又何かメッセージがきてたようだけど読まずに削除。
たとえ「癌で余命短く」ても、そういう人の願いだけじゃなく友人申請切っちゃう自分、冷たい?
でも、子供のころからなんかへんな人間関係でなやんで登校拒否しておとなになってもそんなことで動きが取れなくなって、、、ずっとつづいてて、いつまでもくよくよ考えて「わるいことした・・・」とか思って引き狡人生だったけど、もうここまで来たらいいや、っておもうようになりたい・・・・・
自分がしたこと間違ってなかったって思いたいんだよね。
だって、信じられる?そんな人たち。たとえ、先が短い人でも…・
ああああ、疲れた、、、、
どっちのメッセージもスクショ取っておけばよかったなぁ。