こんにちは😀東海ガサラーjrです。
今回は、週に1回ナマズの餌を取りにガサガサに出かけた時に捕まえたとある生物についてお話ししたいと思います。その生物の写真はこちらです。
真ん中当たりにいる「ワラジムシ」みたいな生物です。こちらの生物の名前は「ミズムシ」(水ゲジとも呼ばれる)と言います。
ガサガサをしている時は気づかなかったのですが、家に帰り、とれた生物をバケツに移している時に気が付きました。
「ミズムシ」(水ゲジ)とは一体どんな生物なのか?
「ミズムシ」(水ゲジ)は主に2種類います。
①カメムシ目のミズムシ科
②ワラジムシ目のミズムシ科
今回捕まえたのは②になるので、②のミズムシの説明をしていきます。因みに①の見た目はこちら↓
ミズムシには失礼ですが、とても気持ち悪いと思います。見つけたらびっくりしています…
さて、今回捕まえた「ミズムシ」について解説していきます(生息環境、餌、繁殖、特徴的な行動、天敵)。
【生息環境】
・淡水域の底に生息していて、落ち葉や石の下など
に隠れている。
・河川や用水路等、様々な淡水域に生息しているた
め、身近でも確認できる。
・比較的綺麗な水を好むので(ミズムシの生息状況に
よって、その水域の水質環境を知る手がかりとな
る。)、水質汚染が進んでいる場所だと見られない
かもしれません。
・流れの速い場所より、流れの緩やかな場所や止水
域を好む。
【餌】
・主に、藻類や有機物の死骸などを食べる。
【繁殖】
・雌が卵を保育し、孵化した幼生はしばらくの間、
親の保護下で成長する。
・繁殖期には、雄が雌を抱えて移動する様子を観
察することが可能。
【特徴的な行動】
・危険を感じると、体を丸めて防御姿勢をとること
がある(ダンゴムシと同じである)。
【天敵】
・魚類
淡水魚(フナ、コイ、ドジョウ、メダカ等)
底生魚(ヨシノボリ、カマツカ等)
特に底生性の魚や、水底を徘徊する魚は、水底を
徘徊したり、底生生物を捕食したりするため、ミ
ズムシにとって大きな脅威となる。
・水生昆虫(ゲンゴロウやミズカマキリ等)
・アメリカザリガニ等の大型の甲殻類
・両生類(カエルやイモリ等)
・水辺に生息する鳥類(サギ等)
いかがだったでしょうか?見た目は気持ち悪いですが、とても面白い生物だと私は思います。
因みに、「ミズムシ」と検索すると皮膚の病気ですよと言われますが、全く関係ありません。
「ミズムシ」自体は人間にとって害はなく、水中の有機物を分解することで、水質浄化に貢献していますし、魚類などの水生生物の餌となる等、生態系において重要な役割を果たしています。なので、なくてはならない存在ということですね。
解説はこの辺にして、捕まえてきた「ミズムシ」をどうしたのかについてお話していきます。
