資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
 

 宮崎県日南市大字宮浦にある、鵜戸神宮(うどじんぐう)です。



 地元民が親しみを込めて「鵜戸さん」と呼ぶ鵜戸神宮は、宮崎県南部の日向灘に面した南九州を代表する神宮です。
 参道からは眼前に雄大な日向灘が広がり、見ごたえある奇岩が立ち並びます。2017(平成29)年には鵜戸神宮を含む一帯が「鵜戸」の名で国の名勝に指定されました。

 




 本殿へ向かう参道では、力強く打ち付ける波の音を聞きながら海の風と潮の香りを感じてください。早起きすれば、水平線から神々しく昇る朝日を拝むこともできますよ。特に年始は初日の出を見ようと多くの参拝客が訪れるスポットです。
 

 色鮮やかな朱塗りの御本殿は、海に突き出た岬の洞窟内に鎮座。神秘的な雰囲気に包まれた洞窟内には「お乳岩」や「お乳水」と呼ばれるパワースポットがあり、安産・育児・縁結びなどの御利益があるとされています。

 絵馬は、卯の日御縁日とシャンシャン馬の3題です。




 うさぎは鵜戸神宮の神使いとされ、鵜戸神宮のご神体の1柱である「鵜葺草葺不合命(うがやふきあわせずのみこと)」の「う「鵜」」の文字が兎へと転じうさぎが神使になったといわれています。
 この為12日ごとに巡ってくる卯の日は特に御利益があり、月初めさらには年始めの卯の日はさらに強力な御利益があるといわれています。第10代崇神天皇の頃から続く「縁日祭」は御神威が最も高まるとされる毎月最初の「卯の日」に行われています。