資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
名古屋市熱田区神宮1丁目にある、熱田神宮(あつたじんぐう)です。



三種の神器の一つ・草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀り、昔から「熱田さま」と親しまれている熱田神宮。境内は広く、本宮のほかに別宮が1社、摂社が8社、末社が19社祀られています。
また、熱田神宮は、刀剣をはじめ、絵画や彫刻など幅広い宝物を所蔵することでも知られます。それらを保管・展示している「宝物館」「草薙館」も、有料で拝観することができます。
ちなみに、熱田神宮や伊勢神宮、明治神宮などの名前にある「神宮」とは、神社の称号の一種です。皇室とゆかりの深い神社に「神宮」が用いられます。

永禄3年(1560)、信長は桶狭間の戦い出陣の際、熱田神宮に願文を奏して大勝しました。その御礼として奉納した瓦ぶきの塀が信長塀と呼ばれます。
信長塀は土と石灰を油で練り固め、瓦を厚く積み重ねて作られています。当時は全長400メートルあったといわれますが、現在は120メートル程です。西宮神社の大練塀(兵庫)、三十三間堂の太閤塀(京都)と並ぶ日本三大土塀の一つとして有名です。


