資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

今回登場する絵馬は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント社が作成された「賀茂神社」の絵馬ですが、どちらに所在する賀茂神社なのか失念しております。
キーワードとなる御朱印「賀茂神社」のデザインに繋がるものがなく、ご存じの方がお見えでしたらコメントを寄せていただければありがたいです。
賀茂神社で真っ先に思い浮かべるのは、京都府京都市にある「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」と「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の二社。
いずれも古代の賀茂県主氏の氏神を祀る神社ですが、この賀茂神社から勧請を受けた、「賀茂神社」、「加茂神社」、「鴨神社」などといった神社は日本各地に約300社ほどあるとのことです。
描かれているかわいい巫女さん達。その役割に応じて次の5種類に分類されるそうです。
「朝廷の巫(かんなぎ)」
古代巫女の中で、朝廷に仕え、祈祷や神霊の憑依により神託を受け、人々に伝える役目を持っていた巫女です。祈祷には儀式的な要素が強く、現在でも「新嘗祭」など宮中で行われている儀式もあります。
「口寄せ系巫女」
口寄せとは「死人の口となる」ことで、憑依により祖霊の言葉や神託、呪術などを行なっていました。朝廷の巫とは違い、権力とは距離をおき生業として能力を使っていた巫女です。
「渡り巫女」
神社には所属せず、全国各地を周り、祈祷や勧進を行なっていた巫女です。遊女の一面も持ち、舞や芸を披露して金銭を得ていました。
「本職巫女」
現代に存在する、仕事として神社に勤務する巫女です。神社の雑務や神職の補助、巫女舞の披露などが主な仕事になります。
「助勤巫女」
神社での繁忙期に採用されるアルバイトの巫女です。学生アルバイトの他に、神職養成機関の研修としても採用されることがあり、本職巫女とは千早の色で区別されていることが多いようです。