心願成就のため神様のご来臨を願い神馬を献上したことにはじまる絵馬を現在では、各神社で願掛け、縁起御守りとして多種多様なものが授与されています。
今回の絵馬は、陶器で作られた巳年の干支絵馬です。出所不詳につき写真のみのご紹介ですが、資料館玄関ホールに展示していますのでご覧下さい。
陶製で思い起こすものとして、戦中・戦後に各地で製造された陶磁器製品、「統制陶器」や「代用陶器」と呼ばれた陶器類です。
「統制陶器」や「代用陶器」は、満州事変~太平洋戦争中、戦争による物資不足や経済不況の中、価格や生産数をはじめとする様々な統制下で生産された陶磁器。また、金属の使用制限を受けて、その代用として陶磁器で作られた製品のことです。
陶器で作られた代表的なものに陶製洗面器、陶製ガスコンロ(ガスバーナー)、陶製やかんなどがあります。見焼き物には見えない「本物そっくり」なつくりに驚かされます。
資料館では、陶製の湯たんぽや枕などを見つけることができます。
