資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
滋賀県近江八幡市宮内町にある、日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)です。





日牟禮八幡宮は、131年(成務天皇元年)、成務天皇が武内宿禰に命じて大嶋大神(大国主命)を祀ったのが始まるとされています。
主祭神に、誉田別尊(ほんだわけのみこと:応神天皇)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと:神功皇后)、比賣神(ひめがみ:神道の女神)をお祀りされています。
古くから八幡商人の信仰を集め、商売繫盛・出世のご利益があるとされています。
また、左義長、八幡まつりでも知られている神社です。社宝にはベトナムまでその活躍場を求めた八幡商人の代表格西村太郎右衛門が奉納した「安南渡海船額」をはじめ、重要文化財が多数あります。

(安南渡海船額)
正保4年(1647)菱川孫兵衞筆の額です。
近江商人安南屋西村太郎右衞門が、安南(ベトナム)にて財をなし、帰国した所、鎖国の為上陸が許されず、自らの姿を絵馬にして、郷里の当社に奉納した物です。

絵馬は、奉納された額を題材に製作された、安南渡海船絵馬です。
