資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 京都府京都市西京区嵐山宮町にある、松尾大社(まつのおたいしゃ)です。








 松尾大社に祀られるのは、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。元々は、松尾山山頂にある磐座(いわくら)が太古の昔より信仰の対象とされ、その後、この地に移り住んだ渡来系氏族・秦(はた)氏が、氏神として松尾大神を祀るようになりました。

 

 秦氏は、南の稲荷山周辺など、山城盆地のあちこちに居住し各地を開拓していくのですが、ここ松尾の地でも勢力を奮います。現在の嵐山と亀岡を結ぶ「保津峡」を開削、桂川に堤防を築き、渡月橋上流に大きな堰を設ける(大堰川の名前の由来)など、現在にもつながる土地の開拓を行います。

 


 農業など各種産業にも従事し、その生業のひとつが「酒造り」などの醸造。大山咋神は「醸造祖神」として崇められ、平安時代以来、お酒をはじめ味噌や醤油、お酢など醸造に関わる方から篤く信仰されています。

 




 絵馬は、ハートの形をしたご縁を結ぶ葵絵馬です。

 



(相生の松)

 樹齢350年の松が2本絡み合って生えており、縁結びのパワースポットです。

 



(霊亀の滝とご神水)

 この霊水で、美味しいお酒が。