資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
京都府京都市左京区一乗寺松原町にある、八大神社(はちだいじんじゃ)です。

現在の本殿は大正十五年造営されました。

永仁二年(1294年)に創建された八大神社は、御祭神に一乗寺の産土神、氏神として素盞嗚命、稲田姫命、八王子命をお祀りされています。禊祓い、農耕・水、森林・山、縁結び・和歌、方除・厄除、学業・教育と様々な御神徳が授かるところとされています。

境内には、慶長九年(1604年)宮本武蔵が吉岡一門と決闘した当時の下り松の古木があります。宮本武蔵が吉岡一門との「一乗寺下り松の戦」の前に八大神社に立ち寄った縁から、由緒ある下り松の古木が本殿西に保存されることとなりました。


絵馬は、宮本武蔵の二刀流の姿と静動一如と書かれた宮本武蔵絵馬です。
静動一如とは、武道や能の世界で使われる言葉で、じっとしている時にも、常に周りの状況を把握してすぐに反応できるようにしておくことを意味します。この概念は、静と動のバランスを保つことを基本としています。

写真の宮本武蔵像は 「一乗寺下り松の決闘」から400年を迎える事を記念してブロンズ製の宮本武蔵像が平成14年10月に建立されました。 宮本武蔵の決闘時の年齢が21歳であった事から、若かりし武蔵をイメージしデザインされました。
