資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 奈良県生駒郡三郷町立野南1丁目にある、龍田大社(たつたたいしゃ)です。  



 古来、龍田大社は歴代の朝廷からも深く信仰された由緒ある神社で、天御柱大神(志那都比古神)と国御柱大神(志那都比売神)をお祀りされています。

 ご祭神は別名を龍田神・龍田風神ともいい、社伝によると、崇神天皇の御代に凶作が続いたとき、夢でこの風神のお告げをうけて創建されたとのことから、穀豊穣・航海安全に霊験ありとして崇敬を集めています。




 絵馬は、御神紋の「八重の楓(やえのかえで)」が描かれています。8枚に分かれた楓の葉は、良い氣が四方八方に広がる様子を表しています。


 今も毎年行われる風鎮祭は、天武天皇(675年)に始まると伝えられる由緒があります。お祭のクライマックスに奉納される「風神花火」。豪快な手筒花火は、高さ4~5mにも吹き上がる火柱に圧倒されます。