今年も半年が過ぎました。いかがお過ごしでしたか。

 

 6月末が近づくと、氏神の諏訪神社の境内に茅(ち)の輪が立てられます。夏越の祓(なごしのはらえ)という神事で、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間にたまった穢れを落とし、残り半年の無病息災を祈念します。 何年か前にたまたま知って以来、毎年のように輪をくぐって参拝しています。

 

 7月に入って神社の参道から続く商店街を歩いていたら、地元の園児が制作した七夕飾りが目に入ってきました。大人になると忘れがちな行事ですが、風になびく短冊を眺めるとほっこりした気分になります。

 

 なかなか信じられませんが、この商店街では昭和30年代初頭まで鉄道が敷かれていました。その廃線跡が商店街になり旧東海道と交差しています。そこにはかつて、諏訪駅があったそうです。

 

 外出もおっくうになりがちな、じめじめした梅雨の頃の清涼剤のような七夕飾り。

 子どもたちが毎年のように季節の行事を楽しめる平和が、これからもずっと続いてほしいものです。7月7日、七夕の夜空を眺めてみませんか。

 今年も元気に夏を越せますように。  (Y)