資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井にある、高千穂神社(たかちほじんじゃ)です。



 約1900年前の垂仁天皇(すいにんてんのう)時代に創建された高千穂郷八十八社の総社です。神社本殿と所蔵品の鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されています。

 

 高千穂皇神(たかちほすめがみ)

 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)

 鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)

 十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)

 三毛入野命(みけぬのみこと)・鵜目姫命(うのめひめのみこと)

 などをお祀りされて、縁結び・夫婦円満などにご利益があるところとされています。

 

 絵馬は、組立て式絵馬 「絵馬合わせ 夫婦杉」です。2枚の絵馬を合わせて組立てることで夫婦杉が立体的に立ち上がり、祈願内容は2枚の裏面に書くことができます。

 恋人同士で、ご家族で、お友達同士で、お一人で、裏にお願い事と名前を書いたらそれぞれを握りしめ、手を繋いで夫婦杉の周りを3周してから組合わせ、絵馬掛けに下げます。  

夫婦杉

根元が一つになって「別れられない形」を現しているとのこと。夫婦や友人と手を繋いで夫婦杉の周りを3回廻ると「縁結び、家内安全、子孫繁栄」の3つ願いが叶うと言われています。