資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。  愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目にある、熱田神宮(あつたじんぐう)です。


 名古屋市の南部に広がる緑の神苑「熱田の杜」にお鎮りになる熱田神宮。その昔から「熱田さん」と呼ばれて親しまれ、年間700万人に近い参拝の人々でにぎわい、地元名古屋はもとより全国の人々から「心のふるさと」として、限りない崇敬と信仰を集めています。

 三種の神器の一つ草薙神剣を祀り、古来より朝廷、武将の崇敬を集め伊勢の神宮につぐ大宮として知られています。社殿は古くは、尾張造でしたが、明治26年(1893年)に神明造に改築されました。


 絵馬に描かれているのは、「ならずの梅」。熱田神宮には16世紀前半の亨禄古図にも描かれている「ならずの梅」と名付けられた梅の奇木です。 この梅は八重の花が咲きますが、一度も実を付けたことがないことから「ならずの梅」と呼ばれています。

 

 熱田名物「きよめ餅」

 江戸時代より熱田神宮に五穀豊穣、家業繁栄を願って参拝した人々を癒してきた「きよめ茶屋」の名物です。