江戸時代になる前、中世・戦国時代に関連する資料として、室町時代後期の甲冑(かっちゅう)を展示しています。




 鎧(よろい)は、白絲威(しろいとおどし)二枚胴具足(にまいどうぐそく)という形式です。

 兜(かぶと)は、六十二間星兜(ろくじゅうにけんほしかぶと)で、前立ての鍬形(くわがた)は葉っぱの組み合わせたもので、今のところ、何の葉なのか判っておりません。


 また、家紋については、切り竹に雀ですが、武将の名はまだ判りません。

 

語り部のネタ

 江戸時代の平均身長は、だいたい男性は155cm~157cm、女性は143cm~145cmほどであったと考えられています。(体重については、あまり記録が残っていません。)

 また、当時の鎧・兜の重さは、フル装備で着けるとおよそ13㎏。

 兜が3㎏ほど。胴が7㎏ほど。スネ当0.5㎏ほど。太ももから膝を守る佩楯1㎏ほど。肩を守る袖1㎏ほど。コテが1.5㎏ほど。顔を守る面頬0.5㎏ほどにもなります。