東海道を始めとする主要街道には、一里ごとに目印となる大きな塚が整備されました。
四日市市内には東海道が17㎞通っていて、一里塚は四つありました。
北から富田、三ツ谷、日永、采女です。
このうち日永にあった一里塚は江戸から数えてちょうど百理の一里塚となります。
塚の大きさは、五間(約9メートル)四方で、高さが4メートルほどもありました。
東海道の一里塚に植えられた木の種類は榎が最も多く、次に松、杉の順でした。富田、三ツ谷、日永は榎(えのき)、采女には松が植えられていました。
話のネタ「1里は4キロ?」
1里は、約4㎞といわれる方も多いと思いますが、ここは語り部さんらしく、こだわって1里は 3.927㎞「さんく にじゅうしち」と説明します。