資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目にある、鶴岡八幡宮(つるおかはちまんぐう)です。

 

 始まりは、鎌倉幕府を築いた源頼朝の祖先 源頼義が、京都の石清水八幡宮を勧請したことです。

 

 源頼義は石清水八幡宮を篤く信仰しており、源氏の氏神として八幡神を鎌倉の由比ヶ浜辺に祀りました。その後、源頼朝公が現在の地に移し鶴岡八幡宮の基礎を造りました。

 

 八幡神を祀る神社は、全国に4万社以上あると言われています。古くより源氏の氏神とされ、「武運の神」としても全国で信仰されました。

 

 鶴岡八幡宮では、「応神天皇」、「神功皇后」、「比売神」の三柱の神様を御祭神としてお祀りされ、 勝負運、出世運、恋愛運、生命力アップ、健康運、安産 と多岐にわたりご利益があるとされています。

 

 写真の絵馬は、「大いちょう絵馬」と名付けられています。授与された絵馬袋には、次のように書かれていました。

 

『当宮の御神木、樹齢千年の「大銀杏」は、平成22年3月、強風の為倒伏してしまいましたが、現在は残った根から若芽がすくすくと生長しており、今も数多くの参拝者の皆様が、「再生」への思いを変わらず寄せて下さっています。

「大いちょう絵馬」は、空に向かって伸びゆく若芽と共に、皆様それぞれの願いが神様に届くようにと祈願しました。

どうぞ大切にお持ち下さい。』