資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 津島市神明町にある、津島神社(つしまじんじゃ)です。


 鎮座する津島の地は愛知県西部に位置して津島神社の門前町として、また鎌倉時代から木曽三川を渡って尾張と伊勢を結ぶ湊町として栄えました。

 

 戦国時代の津島は「尾張の金銀はすべて津島を経由する」と言われ、尾張最大の商業都市でした。勝幡城を拠点とする織田弾正忠家は津島の経済力を背景に勢力を伸ばし、そして、織田信長は尾張国を統一し、全国制覇をめざしました。

 

 また、「東海道五十三次」(天保4年(1833年)錦絵55枚)で知られる浮世絵師の歌川広重(1797~1858)は、「六十余州名所図会」で津島天王祭の宵祭を描いています。

 

 絵馬は、令和6年の甲辰(きのえたつ)歳の開運招福の干支絵馬です。